栗原陵矢が決めた! 延長にもつれる首位攻防戦を福岡ソフトバンクが制す

パ・リーグ インサイト

2019.4.13(土) 17:49

福岡ソフトバンクホークス・栗原陵矢選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・栗原陵矢選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月13日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天対福岡ソフトバンクの第2回戦は、1対0で福岡ソフトバンクが勝利。両軍投手陣の奮闘で延長10回までもつれる接戦となったが、栗原陵矢選手が決勝タイムリーを放った。

 試合は楽天先発・美馬学投手と福岡ソフトバンク先発・ミランダ投手の投手戦になった。中盤5回表、福岡ソフトバンクは2死から福田秀平選手が右安で出塁。甲斐拓也選手も中安で出塁し、2死1,2塁の好機を作る。しかし、美馬投手の前に高田知季選手が遊ゴロに倒れ得点ならず。両チームとも7回まで無得点に終わり、試合は後半戦に突入した。

 8回裏、楽天も勝負に出る。この回から福岡ソフトバンクのマウンドに上がったのはドラフト1位ルーキーの甲斐野央投手。2死から茂木栄五郎選手と続く浅村栄斗選手が四球で続き得点圏に走者を進めた。しかし最後は島内宏明選手が二ゴロに倒れ得点ならず。0対0のまま試合は延長戦に突入する。

 延長10回表、ついに均衡が破れる。福岡ソフトバンクは1死から松田宣浩選手が楽天・ハーマン投手の3球目を中前にはじき返し出塁。盗塁と続く福田選手の四球で、2死1,3塁とチャンスを迎えると、代打・栗原陵矢選手が値千金のタイムリー。ついに待望の1点をつかみ取った。

 反撃に出たい楽天は10回裏、先頭の田中和基選手が四球で出塁。1死1塁の場面で浅村栄斗選手が三振に倒れ、盗塁を企図した田中選手が一時はセーフの判定も、ビデオ判定で覆り試合終了。楽天対福岡ソフトバンクの第2回戦は、1対0で福岡ソフトバンクが勝利した。 

 勝利した福岡ソフトバンクは、楽天投手陣の前に走者を出すことができなかったが、延長10回に栗原選手に中前適時打が飛び出し、首位攻防戦を制した。敗れた楽天は、打線がわずかに2安打に終わり、8回無失点の美馬投手の好投に応えることができなかった。

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