首位の楽天、追う福岡ソフトバンク。首位攻防戦の行方やいかに

パ・リーグ インサイト

2019.4.13(土) 09:30

東北楽天ゴールデンイーグルス・ブラッシュ選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・ブラッシュ選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月13日、楽天生命パーク宮城にて行われる楽天と福岡ソフトバンクの第2回戦。12日は楽天が接戦を制し、単独首位に躍り出た。楽天がゲーム差を離すか、福岡ソフトバンクがまたも同率首位に並ぶか。この一戦の見どころを紹介する。

【今季対戦成績】
楽天→1勝0敗、福岡ソフトバンク→0勝1敗

【楽天】美馬学投手 2試合1勝1敗 11回 5奪三振、防御率4.91
【福岡ソフトバンク】ミランダ投手 2試合1勝1敗 7.2回 6奪三振、防御率12.91

 楽天の先発は美馬学投手。昨季の福岡ソフトバンクとの対戦では先発として2回の登板も、勝ち星はついていない。チームは12日の試合で接戦を制し、単独首位に躍り出ただけに、好投を見せ、さらにその勢いを加速させたい。
 
 打線では、来日1年目のブラッシュ選手に注目したい。12日の一戦では、球界を代表する投手である千賀滉大投手から先制打を放ち、また決勝点を演出するなど、チームを勝利へ導く打撃を見せた。下位打線でありながら、ポイントゲッターの役割をも果たす強力助っ人が、首位独走のキーマンとなる。

 対する福岡ソフトバンクの先発はミランダ投手。前回登板の千葉ロッテ戦では、3回途中7失点の大乱調。「同じバッターに打たれるのは考えないといけない。バッテリーとして答えを出さないとね。打たれたバッターへの初球は慎重にいかないと」という工藤監督のコメントがあるよう、バッテリー間の連携にも不安を残したまま、今回の登板を迎える。昨季8試合の先発で6勝を挙げたキューバ出身の左腕は、今回の登板で結果を残し、チームの信頼を取り戻せるか。

 福岡ソフトバンク打線では松田宣浩選手に注目したい。怪我で離脱中の柳田悠岐選手の影響で爆発力に欠くホークス打線。12日にも1打点を挙げるなど、得点圏打率4割超と、抜群の勝負強さを誇る松田選手のバッティングで打線を盛り上げたい。

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