緊迫した投手戦はエラーでゲームセット。埼玉西武がまさかのサヨナラ勝ち

パ・リーグ インサイト

2019.4.12(金) 21:12

サヨナラ勝ちを収めた埼玉西武ライオンズ(C)パーソル パ・リーグTV
サヨナラ勝ちを収めた埼玉西武ライオンズ(C)パーソル パ・リーグTV

 4月12日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスのカード初戦は、1対0で埼玉西武がサヨナラ勝利。相手のエラーでサヨナラのランナーが生還するまさかの幕切れだったが、多和田真三郎投手が手に汗握る投手戦を制し、大事な初戦をモノにした。

 試合は序盤から投手戦が展開される。埼玉西武の先発・多和田真三郎投手が打者一巡を完璧に封じると、対するオリックス・山岡泰輔投手も2塁を踏ませない投球で流れを渡さず。3回まで両チームともスコアボードにゼロが並ぶ。

 4回以降も両投手の緊迫した投げ合いは続いた。埼玉西武・多和田投手は6回まで1人の走者も許さない圧巻の投球を披露。一方の山岡投手も、球数を要したものの埼玉西武に得点を与えず。6回を終えて、スコアは依然として0対0のまま試合は進んでいく。

 埼玉西武・多和田投手の好投は続き、7回表、9回表には得点圏に走者を置きながらも得点を許さず。9回、117球、無失点の快投で開幕投手の貫禄を示した。

 7回裏からは継投策に入ったオリックス。2番手・吉田一将投手、3番手・澤田圭佑投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑えると、9回裏は比嘉幹貴投手がマウンドに上がる。

 比嘉投手に対し、埼玉西武は6番・外崎修汰選手が四球を選ぶと、犠打、そして申告敬遠で1死1,2塁とする。ここで9番・愛斗選手の放った打球は二塁手の正面へ。併殺で万事休すかと思われたが、送球が逸れる間に2塁走者が生還。思わぬ形で決勝点を手にした埼玉西武が、1対0でサヨナラ勝ちを収めた。

 好投を続けながら援護を待った多和田投手が今季初完封初勝利を飾り、埼玉西武が連敗を2で止めた。一方のオリックスは、6回無失点の先発・山岡投手を援護できず。9回裏の福田周平選手の痛恨の送球エラーでサヨナラ負けを喫した。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE