4月10日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの2回戦は、3対2で北海道日本ハムが勝利。2試合連続で延長戦に突入するも、11回表に王柏融選手の決勝打が飛び出した。
試合序盤は両先発が上々の立ち上がりを見せる。福岡ソフトバンク先発の大竹耕太郎投手は自身のリズムで投げ込み、北海道日本ハム打線に三塁すら踏ませない。一方北海道日本ハム先発のロドリゲス投手は、持ち味の速球と変化球を投げ分け、凡打の山を築く。3回までスコアは動かず、試合は投手戦の様相を呈した。
6回表の攻撃、北海道日本ハムがついに均衡を破る。ヒットの走者を1塁に置き、迎えるは2番・大田泰示選手。タイミングを外されながらも、2球目の真ん中高めの変化球をレフトポール際中段に叩き込んだ。大田選手の今季第1号2ランで、北海道日本ハムが2対0と先制する。
しかし6回裏、福岡ソフトバンクが反撃。この回、釜元豪選手の安打などで1死3塁の好機を得ると、2番・今宮選手が、ロドリゲス投手の高めのツーシームを捉えて今季5号2ラン。先制を許した直後に、2対2とすぐさま同点に追いついた。
7回には、両軍得点圏にランナーを進めるもあと一本が出ず。8,9回は継投陣がしっかりと抑え、2対2のまま試合は延長に突入する。
11回表、試合を決めたのは北海道日本ハムだった。無死1,3塁の好機、犠飛での勝ち越しを狙った三走・西川遥輝選手は、右翼手・上林誠知選手のレーザービームに倒れるも、続く2死1,2塁の場面で、王柏融選手が6番手・松田遼馬投手から右前適時打。3対2とついに勝ち越しに成功すると、その裏は玉井大翔投手と公文克彦投手が辛くも1点リードを守り切って試合終了。
福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの2回戦は、3対2で北海道日本ハムが1点差勝利した。逃げ切った北海道日本ハムは、王柏融選手が値千金の決勝打。投げてはロドリゲス投手から始まる7人の継投で、福岡ソフトバンク打線を封じ込めた。敗れた福岡ソフトバンクは、先発の大竹投手が7回2失点の快投も、6安打2得点と相手投手陣を打ち崩せなかった。
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