4月6日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと楽天の2回戦は、3対1でオリックスが勝利した。攻守をかみ合わせて試合の流れを引き寄せ、好調の楽天を抑え切った。

　試合は序盤から動いた。2回裏、楽天の先発・美馬学投手から、オリックスの新外国人である4番・メネセス選手が右翼席へ待望の来日初本塁打を放ち、先制に成功する。

　しかし直後の3回表、楽天の2番・茂木栄五郎選手もオリックスの先発・東明大貴投手から今季1号となるソロを放ち、スコアは1対1に。試合は振り出しに戻った。
　
　楽天を突き放したいオリックスは4回裏、吉田正尚選手が安打を放つと、続くメネセス選手の犠飛で勝ち越し点を挙げる。さらに6回裏、2番・西浦颯大選手と3番・吉田正尚選手が連打で出塁し、1死1,3塁の好機を演出すると、再びメネセス選手が犠飛を放ち、さらに1点を追加。3対1とリードを広げる。

　7回以降、楽天は2番手・青山浩二投手と3番手・福山博之投手が無失点に抑えたものの、オリックス中継ぎ陣が楽天打線の反撃を封じ込め、最終回は守護神・増井浩俊投手がリードを守って試合終了。

　オリックスと楽天の3連戦・2戦目は、3対1でオリックスが勝利。先発・東明投手は、6回途中1失点の好投で今季初勝利を挙げた。打っては、メネセス選手がチームの全打点を挙げた。敗れた楽天は、先発の美馬投手が6回3失点と粘ったが、6安打1得点と打線がつながらなかった。