4月5日、オセアンバファローズスタジアム舞洲で行われたオリックスと広島のウエスタン・リーグ公式戦は、オリックスが最終回に1点差に詰め寄るものの、逆転勝利ならず。オリックスは2対3で敗れ、広島相手に4連敗を喫した。
　
　オリックスの先発は山崎颯一郎投手。1，2回、140キロ後半の球を使いながら広島打線
を0点に抑えるものの、続く3回に3番・サンタナ選手に適時打を浴び、先制を許す。その裏、3番・後藤駿太選手の犠飛で1対1の同点になるも、4回にも適時打を浴び、再び1点のリードを許す展開となる。その後、6回にも本塁打を浴び、結果7回3失点の投球となった。

　8回からマウンドに上がったのは、今季育成ドラフト1位入団の漆原大晟投手。ファーム公式戦初登板ながらも、危なげのない投球で3者凡退に抑えた。支配下登録も夢ではない、これからが楽しみな投球内容であった。

　9回には、ドラフト4位入団のルーキー・富山凌雅投手がマウンドに。トヨタ自動車を経てオリックスに入団した左腕は、安打を浴びるも、その後は落ち着いた投球で0点に抑え、9回裏の打線に逆転の望みを託した。

　そして投手陣の好投に応えるように、9回裏、オリックス打線が奮起。2死から代打・根本薫選手が今村投手から安打を放つと、8番・比屋根彰人選手が中堅手の頭上を悠々と越える適時二塁打で1点を返し、2死2塁と逆転サヨナラの好機を演出する。しかし、続く宜保翔選手はサードゴロに倒れ、試合終了。1点差に詰め寄るものの、逆転勝利とはならなかった。　

　オリックス対広島は3対2で広島の勝利。オリックスの先発・山崎颯投手は7回3失点と試合を作り、続く救援陣も0点に抑えただけに、チャンスを生かしきれなかった打線が目立つ試合内容であった。

◇ファームの中継もパーソル パ・リーグTVで
https://tv.pacificleague.jp/page/smp/service/