6点リードの9回に登板し、ピンチ招くも無失点に切り抜ける
■埼玉西武 9-3 千葉ロッテ(3日・メットライフ)
昨オフ巨人を戦力外となり、トライアウトを経て埼玉西武に加入した廖任磊(リャオ・レンレイ)投手が3日、メットライフドームでの千葉ロッテ戦でプロ初登板を果たした。
6点リードの9回にマウンドに上がると、1死からレアードに左前安打を許すなどピンチを背負ったが、最後は鈴木を一ゴロに打ち取り無失点に切り抜けた。「ファンの声援がすごかった。緊張はしなかったけど、興奮はしました」と初登板を振り返った廖任磊。レアードに安打を許した場面については「失投です。1球のミスが負けにつながってしまう」と反省し「日々練習して、いい場面で投げられるようにしたい」と前を向いた。
新たな本拠地のブルペンはスタンドのファンからも見える形で設置されており、廖も出番を待ちながら試合の展開を見守った。「まだ試合に出ていないときも、試合を見ていて楽しかった」と話し、ブルペンでは若手投手の“お仕事”でもある7回のジェット風船拾いも体験。「マスさん(増田)たちが話しかけてくれて、やりやすい」と早くも新天地に溶け込んでいるようだった。
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