4月4日、楽天生命パーク宮城で13時から楽天と北海道日本ハムの第3回戦が行われる。3日の試合では、終盤に再逆転を見せた楽天が3対2で勝利を飾っている。この勢いのまま楽天が同一カード3連勝を決めるのか、それとも北海道日本ハムが意地を見せるか。3連戦の最終戦となる、4日の試合の見どころを紹介する。
【今季対戦成績】
楽天→2勝0敗、北海道日本ハム→0勝2敗
先発投手の今季成績
【楽天】弓削隼人投手 1年目
【北海道日本ハム】斎藤佑樹投手 1試合0勝0敗 1回 1奪三振、防御率0.00
楽天はドラフト4位ルーキーの弓削投手を先発のマウンドに送り込む。独特の投球スタイルを持つ193cmの長身左腕とプロの打者たちの初対戦は、今後に向けても大きな見どころのひとつとなるだろう。期待のルーキーは即戦力としての期待に応え、記念すべきプロ初登板を初勝利という形で飾れるか。
野手陣で注目したいのは藤田一也選手。藤田選手はスタメンとして起用された4日の試合で3安打を放って健在ぶりを見せつけ、久々に任されたショートの守備でも再三にわたって球際の強さを活かした好守を見せた。打撃と守備の両面で存在感を発揮した頼れるベテランは、2日連続で匠の技を見せてくれるか。
対する北海道日本ハムの先発は斎藤佑樹投手。今季はすでに中継ぎとして3月29日の試合に登板して1回を無失点に抑えているが、先発のマウンドを踏むのは今季初めてとなる。与えられた役割をきっちりと全うし、年間を通じて一軍で躍動するための足掛かりとしたい。
打線では王柏融選手に注目だ。王選手は4日の試合で1安打を放ったものの、2度の満塁を含む3度の得点機で凡退してチャンスを活かせず。2度の外野フライはいずれも悪い当たりではなかったものの、「台湾の大王」はまだまだ全開とはいかない様子だ。母国で数々のタイトルを勝ち取ってきた強打者は、ポイントゲッターとしての役割を全うできるだろうか。
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