4月3日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの2回戦は、9対3で埼玉西武が勝利した。先発の武隈祥太投手は2012年以来の先発勝利。打線は4盗塁を決めるなど、機動力で9得点を奪った。千葉ロッテは新加入のブランドン投手が試合を作れなかった。
試合は初回から動いた。埼玉西武の攻撃は、先頭の金子侑司選手が出塁。続く源田選手の打席でエンドランに成功し無死1,3塁とすると、併殺打の間に先制。さらに1,2塁のチャンスを作り外崎選手の適時打で1点を加え、埼玉西武が2点を先制した。
さらに埼玉西武は2回に入ると、先頭の木村文紀選手が出塁しすかさず盗塁。無死2塁から金子侑選手が適時打。さらに源田選手、秋山選手も続き千葉ロッテの先発・ブランドンを攻め立てた。この回だけで3盗塁と足を絡めた攻撃で3点を追加し、5対0と大きくリードした。
追いかける千葉ロッテは3回表の攻撃で、2死から安打と四球で1,2塁とすると、打席には3番・中村奨吾選手。埼玉西武の先発・武隈投手の直球を捉え、レフトへ3ランを放ち、5対3と点差を縮めた。
試合は中盤に入り5回裏、埼玉西武の攻撃。2死満塁のチャンスを作り、中村剛也選手が打席へ。3回からマウンドに上っている千葉ロッテの2番手・酒居知史投手の直球を捉え、右中間を破る走者一掃の2塁打を放った。さらに7回にも中村選手の適時打が飛び出し、9対3と千葉ロッテを突き放す。
一矢報いたい千葉ロッテは最終回、安打と死球で1,2塁のチャンスを作るも、今季から埼玉西武に加入した廖任磊投手の前に後続が続かず、試合終了。9対3で埼玉西武が勝利した。
勝利した埼玉西武は、先発した武隈投手が5回3失点と試合を作り5年ぶりの先発を勝利で飾った。打線では中村剛也選手が2安打4打点の活躍など、12安打9得点とつながりを見せた。一方の千葉ロッテは先発のブランドン投手が2回5失点と乱調。打線も3ランの3点のみとつながりを欠いた。
記事提供: