鷹上林が今季1号 療養中の中村晃からの連絡に発奮「思いを背負って」

Full-Count 藤浦一都

2019.3.31(日) 18:42

福岡ソフトバンク・上林誠知※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
福岡ソフトバンク・上林誠知※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

攻守で大活躍の柳田からも“刺激”「1人だけメジャーリーガー」

■福岡ソフトバンク 3-1 埼玉西武(31日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手が31日の埼玉西武戦で今季1号をマークした。上林は自律神経失調症で療養中の中村晃外野手から連絡を受けていたことも明かした。

 オープン戦では打撃不振に苦しみ、開幕直前には背中の張りを訴えていたが、レギュラーシーズン開幕とともに“らしさ”を取り戻しつつある。上林は5回1死で中前へ3試合連続安打を放つと、7回2死では貴重な追加点となる右越え1号ソロを放った。

「詰まっていたんで微妙な感じだったんですが、入ってくれと思ってました。今日も(ヒットは)1本しか打てないのかなと思っていたので2本目が出て良かったです。守っている自分としても1点差と2点差は全然違いますから、自分にとっても大きかったです。(今季の)ヒット3本は全部変化球だったので、そろそろ真っ直ぐを打ちたいと思っていた時に打てた。ここから乗っていきたいですね」

 7回2死一塁の守備で飛び出した柳田悠岐外野手のスーパーキャッチには「最初はいつものようにチンタラ走っていたのに、急に加速して凄かったです」と言って記者たちを笑わせた。その柳田は連日の逆転弾など走攻守に渡る活躍。「1人だけメジャーリーガーが入ってる感じ。うらやましいです。見てるだけでワクワクします」と語った。

 また、上林の状態を心配した中村晃から連絡を受けたことも明かした。「プレーできてるだけでもすごいことだよ、と。晃さんも自分が大変な中で気にしてくれて……。ありがたかったし、気持ちが楽になりました。そういう思いを背負ってやっていきたいです」と先輩の気遣いに感謝していた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

記事提供:Full-Count

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