3月31日、ヤフオクドームで福岡ソフトバンクと埼玉西武の第3回戦が行われる。30日の試合では柳田選手に満塁弾が飛び出し、劇的な逆転勝利で福岡ソフトバンクが開幕2連勝を飾った。前年パ・リーグ王者の埼玉西武はここまで天敵相手に苦戦を強いられているが、敵地で今季初勝利を挙げることはできるのか。見どころを紹介していく。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝0敗、埼玉西武→0勝2敗
・予告先発昨季成績
【福岡ソフトバンク】高橋礼投手 12試合0勝1敗30回15奪三振、防御率3.00
【埼玉西武】高橋光成投手 3試合2勝1敗 20回15奪三振、防御率4.50
福岡ソフトバンクの先発は高橋礼投手だ。アンダーハンドから放たれる140キロを超える直球が持ち味の高橋礼投手は、ルーキーイヤーの昨季3先発を含む12試合に登板し、防御率3.00、被打率は.219という成績を残し、11月の日米野球にも選出された。2年目となる今季は先発ローテーションの一員としてチームに貢献できるか。
福岡ソフトバンク打線からは今宮選手に注目したい。昨季はけがの影響もあり99試合出場にとどまり、常連であったゴールデングラブ賞も逃した。今季は背番号「6」を背負い心機一転、開幕から2試合連続でマルチ安打を記録し、打撃も好調。30日の試合では満塁の好機で冷静に四球を選び、続く柳田選手の満塁弾を呼び込んだ。守備だけでなく、打撃にも期待が高まっている。
対する埼玉西武の先発は高橋光成投手。昨季は自己最少となる3試合の登板に終わった。今季はエースでもあった西口文也投手コーチの現役時代の背番号「13」を継承し、オープン戦は防御率2.70、福岡ソフトバンク戦でも5回2失点と結果を残している。飛躍の年へ、良いスタートを切りたい。
埼玉西武の野手陣からは森選手に注目だ。昨季までともに戦ってきた炭谷選手が巨人に移籍し、独り立ちが求められる今季は捕手での先発出場がさらに多くなることが予想される。開幕からの2試合も捕手として出場。30日の試合では適時三塁打を放ち、その勝負強さも健在だ。持ち前の打撃と、守備面の成長にも目が離せない。
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