春季キャンプ2日目が終了。楽天と埼玉西武の1日は?

パ・リーグ インサイト 成田康史

2018.2.2(金) 20:04

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV

この日が誕生日の先輩には、後輩から手荒い祝福

2月2日、多くの球団にとって春季キャンプ第1クール2日目。パ・リーグTVでは、楽天と埼玉西武のキャンプ中継配信が行われた。この期間にチームの結束を強める必要がある一方、限られたポジションを懸けたチーム内競争も、キャンプの見どころのひとつだ。印象的なシーンを振り返りながら、楽天と埼玉西武の注目選手をチェックしていこう。

【楽天】
多くの若手投手が参加しているA班キャンプは、今日も熾烈なアピール合戦となった。A班に抜擢された近藤弘樹投手、渡邊佑樹投手、寺岡寛治投手の新人3投手は2日連続のブルペン入り。中でも渡邊投手は、全体練習終了後にも再びブルペンへ向かい、入念にフォームをチェックした。山梨県出身の唯一のプロ野球選手である22歳の新人左腕。そのルーキーイヤーに期待が高まる。

この日の終盤には、捕手陣が揃ってバッティング練習に参加。梨田監督が見つめる中、山下斐紹選手ら4選手が汗を流した。嶋基宏選手がB班スタートとなった今キャンプ、未来の正捕手をめぐる若手捕手たちの争いも加速している。

また、お昼休憩中には、この日が28歳の誕生日だった島内宏明選手を、後輩たちがお祝い。2年目の田中和基選手が、島内選手の顔をケーキまみれにする微笑ましい光景が見られた。

【埼玉西武】
期待の新戦力が大いに躍動。投内連携では巨人から加入した高木勇人投手が軽快な守備を披露し、ワグナー投手、カスティーヨ投手の両外国人投手がブルペン入り。チームメイトも思わず唸るような力強い球を投げ込んだ。

4年目の山田遥楓選手は、早出で内野の守備練習に励んだ。現役時代は名手として鳴らした辻監督から指導を受け、全体練習でも松井稼頭央選手、中村剛也選手とともに汗を流した。松井選手を始め多くの選手たちとの競争が、チームを活性化させていることがうかがえる。

期待の戦力が現れるキャンプも2日目が終了。ニューヒーローの誕生を予感させる2月は明日からも続いていくだけに、1日たりとも目を離すことができない。

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パ・リーグ インサイト 成田康史

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