北海道日本ハムの4番が決めた!! プロ野球史上3人目の開幕戦サヨナラ満塁弾

パ・リーグ インサイト

2019.3.29(金) 22:12

北海道日本ハムファイターズ・中田翔選手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・中田翔選手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月29日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムとオリックスの開幕戦は、7対3で北海道日本ハムがサヨナラ勝利した。延長戦までもつれた試合は、4番・中田選手の「プロ野球開幕戦史上3人目となるサヨナラ満塁弾」で締めくくられた。

 試合は初回から動いた。1回表、オリックスは内野安打と2四球などで1死満塁のチャンスを作る。ここで5番のルーキー・頓宮裕真選手が、北海道日本ハムの先発・上沢投手の低めの変化球を右前にはじき返し、2点を先制。「大振りせず、コンパクトにスイングしにいったことが、タイムリーにつながってくれたと思います。素直に、めちゃくちゃ嬉しいです!」とプロ初打席、初安打、初打点を喜んだ。

 追いかける北海道日本ハムは、3回裏。ここまで好投を続けるオリックスの先発・山岡泰輔投手から、中島卓也選手がチーム初安打となる二塁打を放つと、近藤健介選手の右前打で一気にホームへ。リクエストになるも判定は覆されず、2対1と1点を返した。

 4回表、オリックスは1死1,3塁から開幕初スタメンとなる2年目・西浦颯大選手の左前打で1点を追加し、3対1とリードを広げる。西浦選手はこの適時打でプロ初打点を記録した。

  北海道日本ハム打線は、山岡投手の前に3回以降1人の走者も出せず、8回裏へ。しかし、先頭の中島卓也選手が四球で5イニングぶりに出塁すると、2死2,3塁からこの試合適時打を放っている近藤選手が2点適時打。3対3とし、ついに北海道日本ハムが同点に追いついた。

 終盤までもつれた試合は、9回で決着つかず延長戦へ。10回裏、北海道日本ハムの攻撃。先頭の中島卓也選手が二塁打で出塁すると、犠打で3塁へ。その後2つの敬遠で1死満塁の場面で、打席には中田翔選手。岩本輝投手の投じた真ん中の直球をフルスイングすると、打球はレフトスタンドへ一直線。頼れる4番が、サヨナラ満塁ホームランで試合を決めた。

 北海道日本ハムとオリックスの開幕戦は、7対3で北海道日本ハムが勝利した。中田選手がパ・リーグでは94年の西武・伊東勤氏以来2人目、プロ野球では2005年の中日・アレックス氏以来3人目の開幕戦サヨナラ満塁ホームラン。先発の上沢投手が6回3失点で降板すると、7回からは中継ぎ陣が4人で10回までを無失点に抑え、サヨナラ勝ちにつなげた。オリックス打線は先制し、中盤まで流れを引き寄せながら、10安打3得点と攻め切れなかった。

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