福岡ソフトバンクと埼玉西武が早くも激突。元タイトルホルダーに要注目

パ・リーグ インサイト

2019.3.29(金) 09:32

福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV

 いよいよプロ野球2019年シーズンが開幕する。福岡ソフトバンクと埼玉西武は、18時30分からヤフオクドームで開幕戦。昨季は終盤の直接対決でゲーム差を広げた埼玉西武がリーグ優勝を飾ったが、クライマックスシリーズでは福岡ソフトバンクが驚異的な追い上げでリベンジした。その両雄が早くも相まみえる一戦の見どころを紹介していきたい。

【オープン戦成績】
福岡ソフトバンク→15試合9勝5敗1分 埼玉西武→15試合6勝8敗1分
【昨季対戦成績】
福岡ソフトバンク→12勝13敗、埼玉西武→13勝12敗

【予告先発】
福岡ソフトバンク→千賀滉大投手
昨季成績:22試合13勝7敗 141回 163奪三振 防御率3.51
埼玉西武→多和田真三郎投手
昨季成績:26試合16勝5敗 172.2回 102奪三振 防御率3.81

 福岡ソフトバンクの開幕投手は千賀投手だ。昨季は故障離脱がありながら、チームトップタイかつ自己最多タイの13勝を挙げた。埼玉西武は昨季、6試合で防御率5.73と打ち込まれた相手だが、心機一転、初戦から苦手意識を払拭するような快投を見せたい。

 福岡ソフトバンク打線では、内川聖一選手がオープン戦で打率.385と絶好調で、打率.242と不振に陥った昨季からの復活を狙っている。ここ2年は故障に悩まされているが、通算2000安打の金字塔にも到達した巧打者の技術は、まだまだ健在。36歳で迎える今シーズンの初戦で、頼れるベテランは復活ののろしを上げられるか。

 対する埼玉西武は、開幕戦のマウンドに多和田投手を送り込む。昨季の開幕時点では通算12勝だったが、強力打線にも助けられ、シーズン16勝を挙げて大ブレイクを果たした。菊池雄星投手が抜けた今季は新エース襲名のために重要な1年となる。その始まりとなるこの一戦で、つまずくわけにはいかないだろう。

 埼玉西武打線では金子侑司選手に注目だ。オープン戦では主に1番を任されて、打率.291、出塁率.391とチャンスメーカーとしての適性を見せた。昨季は打率.223と不振にあえいだが、2016年の盗塁王が年間を通してスタメンに定着すれば、強力打線にまた新たな得点パターンが加わるはず。その復活が本物だと示すためにも、開幕からエンジン全開といきたいところだ。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE