野球に関わる仕事人が選ぶ! 「パーソル パ・リーグTV」メンバー的注目選手

パ・リーグ インサイト

2019.3.29(金) 11:30

まさかの選出も……?(C)パーソル パ・リーグTV
まさかの選出も……?(C)パーソル パ・リーグTV

 ついに開幕する2019年シーズン。パ・リーグファンのみなさんは、シーズンの展望をどう描いていますか? そして、注目選手は……?

 今回「パ・リーグ インサイト」編集部は、「パーソル パ・リーグTV」を運営するパシフィックリーグマーケティング株式会社(以下PLM)のスタッフに、「今シーズンのパ・リーグの注目選手」について、緊急アンケートを実施しました。

 大好きな野球を「仕事」にしている人たちの回答をまとめ、「PLM的注目選手」としてご紹介。気になる選手がいたら、「パ・リーグ.com」の選手名鑑で、ぜひ検索してみてください!

打率4割を記録した台湾の至宝。北海道日本ハム・王柏融選手

 まず、北海道日本ハムの注目選手としては、王柏融選手を推す声が圧倒的でした。王選手はCPBL(台湾プロ野球)のLamigoモンキーズで2度の打率4割超え、3冠王など圧倒的な打棒を見せ、2018年オフに台湾球界史上初となるポスティング制度を利用してNPBへ。早速オープン戦で適応力の高さを見せています。

 PLMで動画事業を担当するU氏は、「台湾プロ野球から直で移籍してきた初の台湾人選手。この選手が活躍するかどうかは、かつてイチロー氏と松井秀喜氏が日本からMLBに挑戦するときと同じくらいの話題性を、台湾国内では持っています。彼が活躍すれば、台湾人野手はもっと日本に来ますが、活躍できないと数年は道が閉ざされるかも……。活躍できれば台湾からのインバウンドも促進できるので、あらゆる面で日台の鍵を握っていると思います」と、様々な視点から王選手の動向に注目しているようでした。

 他にも、「台湾のイチローの実力を見てみたい! 活躍して、台湾との関係がより強固なものになるといいな」(セールス担当のM氏)。「台湾のヒーローが、日本でどれほど結果を残せるか今から楽しみです!」(マーケティング室のA氏)などの意見が飛び交いました。

【王選手のオープン戦打撃成績】
9試合25打数7安打1本塁打4打点、打率.280 OPS.696


<その他の意見>
杉谷拳士選手「左打席での活躍に注目。(セールス&マーケティング・H氏)」
斎藤佑樹投手「最近良いニュースを聞くので。同世代のゆうちゃんが返り咲いてくれたらうれしい。負けずにまた輝いてほしい。(経営企画室・O氏)」

愉快なキャラにも注目! 東北楽天・辰己涼介選手

 東北楽天の注目選手は、女性社員たちから支持を得た辰己涼介選手です。2018年ドラフトで2球団競合の末、東北楽天に入団。オープン戦では即戦力外野手としてアピールしています。そんな彼については、プレーだけでなくキャラクターに注目している声が目立ちました。

 デザイナーのM氏は、「ドラフト後のコメント(「まず楽天カードを作ることから始める」)が印象的でした! 実力はもちろん、キャラもおもしろいので試合以外での露出にも期待しています!」。編集部のB氏は、「入団会見のとき、 “ファンの方に自分のどこを見てほしい?”と聞かれて、"ずっと見とってください"と答えていたので、これはもうずっと見ているしかないですね」と辰己選手に対する思いを熱く語りました。

【オープン戦打撃成績】
14試合33打数10安打1本塁打4打点 打率.303 OPS.833


<その他の意見>
由規投手「本当に頑張ってほしい。これだけ大変な思いをしているのだから、努力が報われてほしい。(編集部・E氏)」
オコエ瑠偉選手「打撃フォームを修正し、しっかりボールを捉えられるようになった今年は、持ち前のパワーを生かしてホームラン量産に期待! 田中和基選手の影に隠れつつも、中毒性のありすぎる応援歌に背中を押されて大躍進なるか?(動画スタッフ・F氏)」

新たな名コンビ誕生なるか?  埼玉西武・源田壮亮選手

 埼玉西武からは、源田壮亮選手を挙げる声が聞かれました。ルーキーイヤーから大活躍し、華麗な守備であっという間に正遊撃手の座を勝ち取った逸材。まだ3年目ながら、もはやチームにはなくてはならない存在と言えるでしょう。

 IT部のS氏は「ファンサービスの良さもさることながら、報道陣の取材にも快く応じてくれる姿勢に好感を持ちました! 今年もフルイニング出場に期待しています」と、具体的なエピソードを交えて魅力を語ってくれました。

 マーケティング室スタッフのK氏は「私生活でも仲の良い金子侑司選手と1,2番コンビを組むということで、新たな名コンビが生まれるか注目しています!」と、オープン戦で存在感を見せていた2人にいち早く焦点を当てていました。

【源田選手の昨季打撃成績】
143試合594打数165安打4本塁打57打点34盗塁 打率.278 OPS.707
【オープン戦打撃成績】
15試合52打数15安打2打点4盗塁 打率.288 OPS.685


<その他の意見>
外崎修汰選手「起用する側なら絶対欲しいプレイヤー。(セールス&マーケティング・S氏)」
木村文紀選手「この人が覚醒すれば浅村栄斗選手の穴は埋まる。(メディアセンター・I氏)」

パ高卒ルーキーダントツの期待度! 千葉ロッテ・藤原恭大選手

 千葉ロッテの注目選手は、甲子園のスターとして鳴り物入りで入団し、甘いマスクとフルスイングでファンの心を射抜いている藤原恭大選手です。高卒ルーキーながらすでに第一戦で活躍中。そんな藤原選手には、熱いコメントが多く寄せられました。

 アマチュア野球好きの経営企画室のO氏は、「甲子園のスターというだけにとどまらず、プロの世界でもすでに活躍中。中学生の野球少年たちからも人気で、彼らに夢を与えている素晴らしい選手だと思います!」と、野球振興に一役買いそうな新時代のヒーローに、大きな期待を寄せているようでした。

 セールス&マーケティングのS氏は、「ポテンシャルがとにかく高い! スタメンで出場できれば、将来的に柳田悠岐選手のようなスターになれる」と語り、同部門のH氏は、「走攻守に加えてイケメン+抜群のスター性! 将来の日本球界を背負う選手だと思うので注目しています」と評価。セールス担当のS氏は、「新人王候補の筆頭でしょ!」など、プレイヤーとしてのポテンシャルの高さを熱く語ってくれました。

【藤原選手のオープン戦打撃成績】
14試合32打数7安打3打点 打率.219 OPS.599

<その他の意見>
謎の魚「マリーンズのキャラとして生き残れるか?(セールス担当・M氏)」
種市篤暉投手「千賀滉大選手らとの自主トレの効果に期待。(編集部スタッフ・M氏)」

やはりフルスイングが魅力的! オリックス・吉田正尚選手

 オリックスの注目選手は、豪快な打球をかっ飛ばす吉田正尚選手です。ケガで苦しむ時期もありましたが、昨季は自身初の全試合出場を果たしました。そんな吉田正選手は、藤原選手と同じくセールス&マーケティング部から圧倒的な人気を誇っています。

「間違いなくNO1打者になれる! そのフルスイングだけで絵になっていますよね」(S氏)。「和製(ブライス・)ハーパーになりうる存在なので注目しています!」(MLBファンでもあるS氏)。「メジャーリーガーのようなスイングに期待しながら見ています」(H氏)。みんな、あのフルスイングに魅了されているようでした。

【吉田正選手の昨季打撃成績】
143試合514打数165安打26本塁打86打点 打率.321 OPS.956
【オープン戦打撃成績】
13試合37打数11安打1本塁打4打点 打率.297 OPS.713


<その他の意見>
アルバース投手「セクシーな投げ方が好き。(デザイナー・S氏)」
榊原翼投手「色んな選手のInstagramに登場するのを見るのが癒やし。力投感が好き。(編集部・E氏)」

復活し名球会入りなるか。 福岡ソフトバンク・サファテ投手

 今回の企画で、最も票が割れたのは福岡ソフトバンクです。そんな中、比較的多く名前が挙がったのはデニス・サファテ投手。その剛速球で、日本でプレーした8年間で通算234セーブをマークし、名球会入りの条件である通算250セーブにあと16と迫っています。

 しかし、そんなサファテ投手は昨季、開幕直後に故障で離脱、右股間節手術を受けわずか6試合の登板にとどまってしまいました。それでも今シーズン、復活を目指すサファテ投手への社内の注目度は高いようです。

 セールス&マーケティングのS氏は、「復活したら福岡ソフトバンクの1位は間違いない。あの球は打てない」とその圧倒的な直球を評価。セールス担当のS氏の「けがからの復帰に期待しています」や、編集部スタッフ・R氏の「試合を締めくくる姿をもう一度見たい! 名球会入りにも期待しています!」など、「キング・オブ・クローザー」の復活を信じ、望む声が多数上がりました。

【サファテ投手の昨季投手成績】
6試合1勝0敗 6回9奪三振 防御率3.00
【オープン戦投手成績】
3試合0勝0敗 3回1奪三振 防御率3.00

<その他の意見>
コラス選手「去年から野手一本化でついに目覚めるか?(マーケティング室スタッフ・K氏)」
甲斐野央投手「日本人最速166キロが見たい。プロのトレーニングを積めばいけるはず。(動画・U氏)」

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