3月24日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東京ヤクルトのオープン戦は、北海道日本ハムが4対2で逆転負け。オープン戦13試合を戦って3勝7敗3分という結果だった。
試合は投手戦の様相を呈する。北海道日本ハムの先発・有原航平投手は、毎回走者を出すものの、要所を締める投球で5回無失点。有原投手を援護したい打線は、古巣との対戦となった東京ヤクルト先発・高梨裕稔投手、2番手で登板した寺原隼人投手に抑え込まれ、6回まで両チームともスコアにゼロが並ぶ。
試合が動いたのは7回裏。1死から7番・石井一成選手が安打で出塁。2死から盗塁に成功し、得点圏に走者を置くと、9番・中島卓也選手が適時三塁打を放ち、北海道日本ハムが待望の先制点をもぎ取る。続く横尾俊建も適時打を放ち、リードを2点に広げた。
そのまま逃げ切りを図りたい北海道日本ハムだったが、4番手・藤岡貴裕投手が捕まってしまう。8回表、先頭の大引啓次選手に安打を浴び、荒木貴裕選手に四球を与えると、6番・村上宗隆選手に3ランを被弾。さらに、塩見泰隆選手にも適時打を許し、この回4点を失って逆転されてしまった。
再度の逆転を狙う北海道日本ハムだったが、東京ヤクルトの勝利の方程式を前に得点を奪えず、4対2のまま試合終了。敗れた北海道日本ハムは、1安打に終わった前日の試合とは打って変わって10安打を放ちながらも、あと一本が出なかった。
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