日本での開幕戦をテレビ観戦、イチローの“生き様”に改めて「かっこいい」
エンゼルスの大谷翔平投手が20日(日本時間21日)、キャンプ地のアリゾナ州テンピで取材に応じ、マリナーズのイチロー外野手が322日ぶりに公式戦に出場した同日の日本開幕戦をテレビ観戦したことを明かした。選手として結果を残し続けてきたイチローについて、改めて「かっこいい」と敬意を表している。
マリナーズとアスレチックスの開幕戦は日本時間18時35分に試合開始。アリゾナは午前2時35分という真夜中だったが、大谷はしっかりとイチローのプレーを見ていた。
「イチローさんがちょうど代わったところまで見ました」
イチローは4回の守備にいったん就いてから交代を告げられ、大きな拍手の中、同僚が出迎える形でダグアウトに戻るという“粋”な演出もあったが、大谷は「そこはちょうど見忘れたというか、打席が終わったので歯を磨いてたんですけど、気づいたら代わっちゃってたので、そこはちょっと見れなかったですけど」と苦笑。ただ、「なかなか見られる光景ではないので、見たいなと思ったので見ました」と深夜に起床した理由を明かし、イチローが見たかったからかと問われると「そうですね。ほぼそこでしたね」と言い切った。
現在はイチローと親交のある大谷。だが、小さな頃はそのプレーをずっと画面越しで見てきた。「(結果を)出してしかない。そこがまたかっこいんじゃないかなと思う。イチローさん自体がどういう取り組みをしてきたのかは僕は知らない。画面を通してしか見ていないので、そういう野球のところの部分というか、単純にそこがすごいなと思いますね」。憧れの気持ちは今も変わらない。
21日は高校の先輩でもある菊池雄星投手がメジャーデビューのマウンドに上がる。大谷は「今日はちょっと練習が始まるのが遅かったので、昨日頑張って起きましたけど、今日はちょっと厳しいかなと思います。昨日は頑張って起きて見てたんですけど、今日はちょっと……(笑) 難しいかなと思うので、寝ながら応援したいかなと思います(笑)」と話していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)
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