3月10日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと中日のオープン戦は、1対1で引き分け。千葉ロッテは先発・有吉優樹投手が5回1失点と試合を作るも、打線が江村直也選手のソロ本塁打による1得点のみに終わった。

　0対0で迎えた3回裏。千葉ロッテ・江村選手が中日・ロメロ投手の直球を振り抜くと、打球は左中間方向に伸び、新設されたホームランラグーンに飛び込む先制ソロ本塁打となる。ベンチに戻った江村選手は、メジャー式の「サイレントトリートメント」で祝福されるかと思いきや、いつまで経っても祝ってもらえず。いじられキャラの片鱗をうかがわせた。

　先発の有吉投手は、5回表に高橋周平選手からソロ本塁打を浴びるも、5回1失点と試合を作り降板。続く6回表は2番手・田中靖洋投手、7回表は3番手・唐川侑己投手が、一人の走者も出さない好リリーフで流れを作る。

　しかし、打線が投手陣の踏ん張りに応えられない。7回は藤岡裕大選手の右中間二塁打などで2死満塁のチャンスを作るが、あと一本が出ず。8回は岡大海選手のこの日3つ目の四球から、1死2塁とまたもチャンスを作ったが、後続が打ち取られ無得点に終わった。

　1点が遠い千葉ロッテは9回表、東條大樹投手が中日打線を3者凡退に打ち取り、味方の得点を待つ。するとその裏、1死からルーキーの藤原恭大選手がショートへの内野安打で出塁し、サヨナラに向けてムードが高まった。しかし後続が倒れ、試合終了。勝負は引き分けとなった。

　千葉ロッテと中日のオープン戦は、1対1で引き分け。千葉ロッテはこの試合で、2019年のオープン戦成績が3勝1敗1分けとなった。先発・有吉投手をはじめ計5投手が登板し1失点と、それぞれが結果を残した。一方、打線は計3安打と振るわず、前日に引き続き投手陣を援護できなかった。