3月3日、長崎で行われた埼玉西武と広島のオープン戦は、10対4で広島の勝利。埼玉西武は初回に得点したものの、広島の高卒ルーキー・小園海斗選手から一発を浴びるなどして、逆転負けを喫した。
先制に成功したのは埼玉西武だった。1回裏、1番・金子侑司選手と、続く源田選手が連打でチャンスを作ると、3番・秋山選手がセンターへの適時二塁打。わずか10球で広島・大瀬良投手から先制点を奪い、4番・山川選手のゴロと5番・森選手の適時二塁打でも追加点。試合序盤で3点のリードを握った。
しかし、初回から満塁のピンチを背負うなど不安定だった先発・郭俊麟投手が、3回表に2失点。2番手の佐野泰雄投手も、5回表に広島の鈴木誠也選手から一発を浴びるなどして4点を失い、3対6と逆転を許してしまった。
その後も広島打線の猛攻は止まらず、7回表には3番手・森脇亮介投手が3点を奪われ、8回表には4番手・武隈祥太投手が、高卒ルーキー・小園海斗選手のプロ初アーチを被弾。3対10と、試合終盤で大差をつけられてしまう。
9回裏、6番・山野辺翔選手がオープン戦1号弾を放って意地を見せるものの、反撃はここまで。埼玉西武と広島のオープン戦は10対4で広島が勝利し、埼玉西武は昨日に引き続いて連敗となった。9回表に投げて無安打無失点だった平井克典投手を除いて、4投手が計14被安打、10失点。打線は8安打を放ったが、初回以降つながらなかった。
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