試合を作り降板、小野投手コーチは「彼には結果を求める」
■埼玉西武 – 広島(オープン戦・3日・長崎)
埼玉西武・郭俊麟投手が3日、広島とのオープン戦(長崎)に先発し、4回2失点と試合を作った。
課題とされていた初回、2死走者なしからヒットと四球で満塁のピンチを背負ったが、広島メヒアを中飛に打ち取り切り抜けた。3回には2点を失ったものの、4回70球を投げ切り降板した。
スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークと多彩な球種を操る郭だが、この日はなかなか勝負球を投げ切ることができなかった。「カウント有利でも結局、平行カウント、フルカウントにしてしまう」と反省を口にする。「クリーンアップと対戦すると慎重になりすぎてしまう。コースを狙いすぎてカウントを悪くして、ヒットを打たれてしまった。下位打線と同じ気持ちでやることができれば、いい結果になると思う」とマウンド上でも平常心を保つことを誓った。
昨年2桁勝利を挙げた榎田の離脱もあり、郭が開幕ローテに入る可能性も十分ある。小野投手コーチは郭について「彼には結果を求める。(ローテ入りについては)ニールとの競争だからね」と外国人枠を争う新助っ人の名前を挙げ、競争の中での精度向上に期待していた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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