「ワラビー走法」取得中の北海道日本ハム杉谷、ついに盗塁成功も…「まだ野生化中」

Full-Count 石川加奈子

2019.3.3(日) 09:24

北海道日本ハム・杉谷拳士※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)
北海道日本ハム・杉谷拳士※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

試合後にトークショー、オールドスタイルユニ着こなしに「足、上がる、上がる」

■北海道日本ハム6-1横浜DeNA(オープン戦・2日・札幌ドーム)

 北海道日本ハムの杉谷拳士内野手が2日、横浜DeNAとのオープン戦で今季実戦初盗塁を決めた。

 6回表に左翼の守備から出場し、その裏に回ってきた第1打席。一塁への内野安打で出塁すると、初球にすかさず二盗を決めた。
 
「今年は走るということをテーマに置いているので、大きな仕事ができて良かったです」と企図4度目にして初めての成功にホッと息をついた。

 試合後にグラウンドで行われたトークショーでは、走塁へのこだわりを披露した。ユニホームを膝まで上げるオールドスタイルに変えた理由について「ユニホームを下げている時、なかなか足が上がりづらいなと思って。気持ちの面でユニホームを上げてみようかなと思ったら、足、上がる、上がる」と言って笑わせた。

 オフには「野生化計画」と称してオーストラリアで自主トレを敢行した。

「まだ野生化中なので、今年中にワラビー走法を取得して、バンバン走りたいと思っています。沖縄では土に埋もれて全然、走れなかったですけど、徐々に見せていきたいです」と盗塁に懸ける意気込みを語った。

 プロ11年目の今季は二塁手として開幕スタメンを目指す。「監督にも希望は伝えました。伝えたけど、気づいたらファーストミットを持っていました」。マイクを握ると笑いを取らずにいられないが、そのサービス精神あふれた笑顔の裏には、レギュラー奪取への熱い思いがある。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

記事提供:Full-Count

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