北海道日本ハムと楽天が、オフシーズンのイベントとして、B.LEAGUEとのコラボ企画を実施する。B.LEAGUEとは男子プロバスケットボールのトップリーグである。同じ地域を本拠地とするチーム同士でコラボすることで、相互のファンがいつもと違うスポーツ観戦の魅力を体感し、それぞれの地域振興につながっていくことが狙いだ。
北海道日本ハムはB1レバンガ北海道と、楽天はB2仙台89ERSと、イベントを行う予定となっている。各チームのイベントの詳細は以下の通り。
【北海道日本ハム】
「レバンガ北海道×北海道日本ハムファイターズ コラボレーションDAYS<HOKKAIDO PRIDE 〜北海道の誇りを胸に〜>」
日時:1月20日(土)・21日(日)
会場:北海きたえーる(札幌市営地下鉄東豊線「豊平公園駅」徒歩4分)
試合:B.LEAGUE公式戦 「レバンガ北海道 対 川崎ブレイブサンダース」
レバンガ北海道の選手が、北海道日本ハムのチームカラーのひとつであるスカイブルーを基調とした特別ユニホームで試合に臨む。2018年の北海道日本ハムファンクラブ会員にはFANSポイント加算のほか、限定コラボピンバッジがもらえる特典も。キャラクターやファイターズガールも参加してイベントを盛り上げる予定で、野球の試合がないこの時期は、スポーツ観戦が恋しくてたまらないというファンにはうれしい企画となっている。
【楽天】
「BLACK NINERS DAY」
日時:12月16日(土)・17日(日)
会場:カメイアリーナ仙台(仙台市営地下鉄南北線「富沢駅」徒歩5分)
試合:B.LEAGUE公式戦「仙台89ERS 対 信州ブレイブウォリアーズ」
仙台89ERS選手が特別ユニホーム「BLACK NINERSオリジナルユニホーム」を着用して試合に臨む。これは今季楽天が実施した「BLACK EAGLES DAY」の黒を基調に、両チームのカラーであるクリムゾンレッド、ナイナーズイエローを配色したユニホーム。東北ゴールデンエンジェルスと89ERSチアーズのコラボパフォーマンスのほか、楽天OBの後藤光尊氏と永井怜氏が試合前セレモニーに登場するなど、イベントが盛りだくさんだ。
以前はオリックスも、大阪エヴェッサとタイアップイベントを実施。両チームの選手とキャラクターがトークショーやゲーム対決で会場を沸かせた。そもそも競技からして異なり、コラボするチームのカラーやリーグにおける立ち位置は、野球とバスケットボールで違うかもしれない。しかし、ファンの心を揺さぶるのはひとつのプレー、ひとつの演出であり、そこから得難い感動が生まれるというのはどのスポーツであろうと同じだろう。
幸いなことに、プロ野球とバスケットボールのシーズンはほぼ正反対だ。夏は野球観戦、冬はバスケットボール観戦という楽しみ方ができる。地元のスポーツシーンを盛り上げ、地域全体の振興に結び付けたいという目標を、ファンの1人1人が難しく考える必要はない。往々にして「少し興味があるから」という小さなきっかけで踏み出した一歩が、新たな趣味の始まりになる。野球がない今、たとえ競技は違えども変わることのないあの熱気と感動を体感するため、いずれかの会場に足を運んでみてはいかがだろうか。
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