千葉ロッテ、ブランドン3回無失点の好投 最速148キロ記録も「スライダーが一番自信」

Full-Count 岩国誠

2019.2.28(木) 19:27

3回無失点と好投した千葉ロッテのブランドン・マン※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)
3回無失点と好投した千葉ロッテのブランドン・マン※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)

12年まで横浜DeNAに在籍、7年ぶりに日本球界復帰となったブランドン

 7年ぶりに日本球界に復帰した千葉ロッテの新外国人、ブランドン・マン投手が28日、宮崎・アイビースタジアムで行われた「球春みやざきベースボールゲームズ」対福岡ソフトバンク戦の4回から登板。2012年まで横浜DeNAでプレーした左腕は3回2安打無失点の好投で首脳陣へアピールした。

 2月24日の埼玉西武戦(1回無失点)以来、2度目の実戦登板となったブランドンは「感じはよかったです。1イニングでも長く投げよう思っていたので、投球イニングが増えたことはよかった」と、振り返った。

 この日、5回には最速148キロのストレートを連発。さらに、3イニング目となる7回にも1度と計6球で148キロを記録し「(ストレートは)自分のベスト、152キロが出ればいいのですが、平均して146、7キロがシーズン中に出ればいいと思っています。今日のストレートの感じはよかったと思います」と手応えを口にした。

 それでも、自身の「ベストボール」は別の球だと新外国人右腕はいう。「スライダーが一番自信を持っています。横浜(現横浜DeNA)時代からここまで、メジャーも経験してきた中で一番成長したと感じています。どのカウントでもストライクが取れるので、このスライダーをどんどん使っていきたい」と自信をのぞかせる。

 実際、この日奪った3つの三振は、いずれもスライダーで奪ったもの。カットボールやカーブ、チェンジアップも数球試してはいるが「きょうはスライダーがよかったので、他の球種を見せる必要はないと思った」と、まだまだ引き出しを持っていることもアピール。

 吉井理人投手コーチは先発ローテション入りについて「まだわからない。どういうタイプか見直したい」と、新助っ人の今後の起用法をじっくり吟味する考えだが「ポジションはどこでもやりたいが、自分はローテーションで投げたい」と、ブランドンの希望はズバリ「先発ローテ入り」だ。自らが望む役割をつかむため、新助っ人左腕は今後もアピールを続ける。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

記事提供:Full-Count

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