28日の千葉ロッテ戦で先発し、3回2安打3奪三振と好投
福岡ソフトバンクの大竹耕太郎投手が、開幕ローテ入りへ前進した。28日、宮崎・アイビースタジアムで行われた「球春みやざきベースボールゲームズ」に先発。3回を2安打無失点に封じ、アピールに成功した。
決してボールは速くない。それでも、緩急とコントロール、投球術で打者を封じた。初回2死から中村に右翼線への二塁打を許し、2回には清田に右前安打を許した。だが、危なげなし。3回には走者無しにも関わらず、クイックモーションで投げて岡のタイミングを外し見逃し三振に仕留めるなど、3つの三振を奪って無失点に抑えた。
「まず投げていて気持ち良く、テンポ良く投げられたというのが1番にあります。ここには投げちゃダメというところに投げてしまったのが少しあったのと、あとは変化球の精度を上げていきたい」。降板後にはこう振り返った左腕。前日に武田や中田ら先発候補が失点していただけに好アピールになった。
この日が対外試合初登板となったが、3回2安打3奪三振無失点。この投球に、工藤公康監督は「あれくらいタイミングを外したピッチングをすれば、倉野コーチも安心して見ていられる。今日は良かった。彼の持ち味をしっかり使って、緩急を使って打たせていく投球ができていた」と、高く評価した。
「先発ローテに入りたいという気持ちを持ってやっている。アピールの場なので、ゼロに抑えること。内容も伴って、コイツなら任せられると思ってもらえるようにやっていきたい」と意気込む大竹。開幕ローテは6枠。そこに割って入るためには、結果でのアピールを続けていくしかない。
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