「みやざきベースボールゲームズ」で、新打線が機能した埼玉西武が“前哨戦”を制す

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2019.2.27(水) 18:59

埼玉西武ライオンズ・佐藤龍世選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・佐藤龍世選手(C)パーソル パ・リーグTV

ルーキー・佐藤龍世選手は2安打3打点でアピールに成功

 2月26日、宮崎・アイビースタジアムで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの練習試合。約1ヶ月後に行われる開幕戦の前哨戦となった試合は、早い段階で主導権を握った埼玉西武が8対3で勝利した。

 試合は序盤から打撃戦の様相を見せた。2回表、埼玉西武がルーキー・佐藤龍世選手の2点適時打と、秋山翔吾選手の犠飛で埼玉西武が3点を先制した。しかし、続く2回裏には甲斐拓也選手が右翼ポール際に2ランを放ち、福岡ソフトバンクがすぐさま1点差に迫る。

 しかし、得点差を詰められた埼玉西武打線は再び攻勢に出る。無死満塁から8番・呉念庭選手の適時打で2点を追加し、リードを再び3点に。5回表には1死2塁から佐藤龍世選手が今日2本目となる適時打を放つと、続く1番・金子侑選手が甘く入った直球を完璧に捉え、右翼場外へ消える2ランを記録。5回までに13安打8得点の猛攻を見せた埼玉西武が、8対2と大きくリードを広げた。

 このままでは終われない福岡ソフトバンクも意地を見せ、8回裏に真砂選手が右翼ポール際へソロ本塁打を放って1点を返す。続く9回表にはドラフト1位ルーキー・甲斐野央投手が最速155キロの快速球を披露し、3者凡退に打ち取る好投を見せる。

 この好投が流れを呼び込んだのか、福岡ソフトバンク打線は9回裏に周東佑京選手、谷川原健太選手の連打で無死1,3塁の好機を演出する。このまま攻勢に出たいところだったが、ここは埼玉西武・増田投手が粘りの投球を見せて得点ならず。試合は埼玉西武が8対3で勝利した。

 勝利した埼玉西武は、ルーキー・佐藤龍世選手が2本の適時打を記録し、1番を任された金子侑選手が本塁打を含む猛打賞の活躍を見せるなど、打線が見事に機能したと言えるだろう。一方、敗れた福岡ソフトバンクは、先発した武田翔太投手が3回途中を被安打9で5失点と試合を作れず。援護を受けた直後に失点するなど、開幕に向けてやや課題を残す投球となった。

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