咽頭炎の影響で前日まで宿舎で休養、久々にバットを握るも「感触は悪くない」
咽頭炎の影響で宿舎で休養していた埼玉西武の秋山翔吾外野手が18日、5日ぶりに練習に復帰。体の状態を確かめながら軽めのメニューをこなした。
「ゼロからイチになった程度」と復帰初日の体調を表現した秋山。「今日はこれくらいにしようとブレーキをかけてもらっているので」とトレーナーの指示に従いながら、復帰初日の練習を終えた。
このキャンプでは調整を任されていた。紅白戦に出場できなかったことで、そのプランへの影響が懸念されるが「実戦感覚も急に戻るものでもない。気持ちばかり焦るのも困りますし、だからと言って変に余裕を持ってやるのも良くないと思うので、今後打席をもらえたり、しっかり守る中で(実戦感覚が)早めに戻ってくればいいな」と、実戦感覚については今後の練習の中で徐々に取り戻していく考え。一方で、「もともとゆっくり調整するという感じではないので、早い調整でチームのつながり、バランスなど感じないといけない部分もあるので悠長に構えるつもりはない」という。
この日は、主に室内での練習となったが、ウォーミングアップやキャッチボールのほか、約15分ほどティー打撃も行った。バットを持つのも5日ぶりとなったものの、「感触は悪くないです。気持ち良く振れましたし、楽しくできました」と笑顔。もっとも、本気のスイングではなく、「ただ、バッティングをするつもりでやっていない。打撃練習や相手ピッチャーを想定して打ってないので」とも話す。あくまで「準備運動の延長くらい」のティー打撃となった。
宮崎・南郷でのキャンプはこの日で終了し、チームは高知・春野へ移動。そこから実戦も多くなっていくが「今は動けますけど、夜どうなるかわからないですし、移動してからの体調にもよります」と、今後の試合出場などについてはあくまで体調次第での判断となる。「トレーナーの方やコーチの方にブレーキをかけていただきながらになるかもしれないですが、やれる限りはしっかりやっていきたい」。状態を見ながら、しっかりと準備を進めていく。
静養中は「BSを見ていた。カーリングに詳しくなったと思います」という秋山。今回の休養で「発言権を失ったな」と笑う。「特に若い選手との付き合い方は気をつけないといけないなと思います。信頼を勝ち得るためには時間がかかりそうなので」。最後に“らしい”発言も飛び出し、報道陣の笑いを誘っていた。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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