止まらない勢い。貯金は15にまで伸びた。北海道日本ハムが8日、千葉ロッテに14安打12得点の圧勝劇で破竹の2007年以来の12連勝。千葉ロッテとの熾烈な2位争い第1ラウンドを制し、単独2位に再浮上した。
好調さを札幌ドームに証明するかのように、初回にいきなり打線が爆発した。1死1塁、陽選手が左翼へ2ランを放って先制すると、1死1,2塁からレアード選手、谷口選手の連続適時打で4点目。なお1死満塁で岡選手の犠飛、西川選手の中堅への2点適時打と、この回打者一巡の猛攻で7得点。その後も2回に2点、5回、7回と女房役の大野選手の2打席連続本塁打などもあって先発全員安打の12得点をたたき出した。7回3失点で今季5勝目を挙げた先発の高梨投手はお立ち台で「野手の皆さんと、(大野)奨太さんのリードでここに立てている」と恐縮しながら野手陣に感謝した。
高梨投手とともにお立ち台に上がった主将の大野選手は、2本塁打4打点の大暴れ。「自分が一番びっくりしています」とファンの笑いを誘いつつ、12連勝の結果には「一人一人がやるべきことをやっている」と、キャプテンとしてチームの完成度にも手ごたえを口にした。
2007年に作った、球団記録となる14連勝まであと「2」。今後の先発投手は、9日は8勝を挙げている有原投手、10日はエースの大谷選手が有力。「まだまだ連勝は続くと思う」と自信を込めた高梨投手。前半戦も大詰め、大記録に挑戦する北海道日本ハムナイン。記録到達、更新となれば、後半戦にこれ以上ない勢いがつきそうだ。
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