12日には打撃投手として登板予定
左前腕部の張りで10日のブルペン入りを回避していた埼玉西武の内海哲也投手が11日、ブルペンでバッターを立たせて74球を投げた。「調整で50球くらいにしようかと思ったんですが、良かったのでちょっと多めに投げちゃった感じ」と話し、周囲の不安を一掃した。
「バランスが良かったと思います。だいぶ地に足がついてきた感じがします」と、この日の投球を振り返った内海。「実戦に近い形でよりイメージしやすいように」と左右の打席に打者を立たせ、ストレートや変化球でコースを狙いながら、1球1球しっかりと投げ込んだ。
12日には打撃投手として登板予定。実戦感覚については「まぁ、もうちょっとです」と話す左腕だが、「(打者を相手にして)どんな感じか。それでまた課題も出てくるだろうし」と打撃練習での登板での手応えを基に、さらなる調整を続けていく。
打撃練習での登板に向け、チェックポイントとして「ストレート。バッターに対してしっかりコースで」と掲げた。新天地での活躍が期待されるベテラン左腕が、着実に調整を進めている。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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