埼玉西武ドラ1松本航の“魔球”ツーシームに渡辺GMも興味津々「今のボール、何?」

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2019.2.7(木) 19:41

辻監督らに見守られながらブルペン入りした埼玉西武・松本航※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)
辻監督らに見守られながらブルペン入りした埼玉西武・松本航※写真提供:Full-Count(写真:安藤かなみ)

どこに曲がるか分からない!? ブルペン捕手は「“亜細亜のツーシーム”みたい」

 埼玉西武のドラフト1位・松本航投手(日本体育大学)が南郷キャンプ第2クール3日目の7日、ブルペンで捕手を立たせて103球を投げ込んだ。

 歴代のドラフト1位の投手たちがブルペンにそろい踏みとなったこの日、松本航は大トリで登場。辻監督、西口投手コーチ、渡辺球団本部GMが見守る中でこれまでの自己最多の103球を投じた。

 この日はストレートに加えてカーブ、カットボール、ツーシームも披露。ツーシームを投げると、その独特な曲がり幅に渡辺GMは「今のボール、何?」と興味津々。松本航曰く、ツーシームは「どこに曲がるか分からない」ボールだという。投球後は「ストレートじゃない(ボール)というイメージで、曲がりは決まっているわけじゃない」と自身のツーシームについて説明した。

 ツーシームを投げ始めたのは大学3年生の夏に、一学年上の先輩に握り方を教えてもらったことがきっかけだった。ストレートを活かすための“抜く”ボールの習得が目的で、最初はチェンジアップを練習していたが、なかなか腑に落ちなかった。代わりにツーシームを磨き、今ではスプリットと合わせて自身の得意球の一つと豪語するまでになった。

 ボールを受けていた上本ブルペン捕手は「フォークみたいに落ちることもあれば、チェンジアップみたいに来ることもある」とこの独特のツーシームの感想を口にする。

 さらに上本ブルペン捕手は「“亜細亜のツーシーム”みたいです。落ちるときは落ちる」と山崎康晃投手(横浜DeNA)など亜細亜大学出身の投手が投げる独特の変化を持つツーシームを例に挙げ、「(松本航は)真っ直ぐの質がいいので、効くんじゃないかな」とコンビネーションでの有効性を感じたようだった。

 松本航は「調子がいいときはインコースを攻めることができる。そこの精度を上げたい」と“魔球”のブラッシュアップを宣言していた。

記事提供:Full-Count

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