外崎の本職は二塁手だが内外野を守るユーティリティプレーヤー
侍ジャパンの稲葉篤紀監督が6日、埼玉西武の南郷キャンプを視察に訪れ外崎修汰内野手に熱視線を送った。
外崎の本職は二塁手だが、内外野を守れるユーティリティプレーヤー。レギュラーに定着して2年目のシーズンだった昨年は、打っては打率2割8分にホームラン18本と打線の核として活躍し、走ってはリーグ6位の25盗塁を記録した。
いよいよ来年に迫った東京五輪ではベンチ入りの選手が24人と縮小されることもあり、こうした内外野をこなすことができる“一挙両得”な選手の価値はより一層高まっている。
稲葉監督が「いま12球団を見回してもなかなか探すことができない」と話すように、外崎の評価は高い。「どこでも守れる。バッティングでは逆方向にもホームランを打てるし、つなぎ役もできます。打つ、守る、走るといった、いろんな事ができる。チームとして、いてくれるとありがたい選手」と、指揮官は外崎に熱視線を送った。
外崎は「ありがたい。いろんな報道を見て、頑張らないといけないと思う」と前向きだ。しかし「シーズンが終わってから評価されたら」と話すように、まずはリーグ連覇に向けてチームに貢献することが優先。今シーズンは外野手か本職の二塁手かいまだ起用法は定まっていないが、どこを任されても最高のパフォーマンスを発揮して代表入りを目指す。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
記事提供: