A班にはドラフト1位松本航らルーキー5人が抜擢
1月も半ばが過ぎ、いよいよ2月1日のキャンプインが迫ってきた。各球団が続々と監督・コーチ会議などを実施し、キャンプインに向けた組分けを行い、発表している。ルーキーで1軍(球団によってはA組とも言うが……)キャンプに抜擢されたのは誰か?新戦力で1軍に入った選手は?こんなところにもファンは注目しているだろう。
ただ、1軍キャンプに抜擢される者がいれば、そこから外れ2軍(球団によってはB組)でキャンプを迎える者もいる。そこでここでは視点を変え、各球団で1軍キャンプから漏れ、2軍や3軍のキャンプから巻き返しを図る主な選手をピックアップしていこう。
今回は昨季10年ぶりにリーグ優勝に輝いた埼玉西武だ。
○投手(21人)
今井達也、増田達至、松本航、多和田真三郎、齊藤大将、高木勇人、野田昇吾、平井克典、粟津凱士、内海哲也、森脇亮介、榎田大樹、佐野泰雄、田村伊知郎、相内誠、マーティン、本田圭佑、武隈祥太、ニール、ヒース、郭俊麟
○捕手(3人)
森友哉、駒月仁人、中田祥多
○内野手(8名)
山野辺翔、外崎修汰、源田壮亮、佐藤龍世、山川穂高、山田遥楓、金子一輝、中村剛也
○外野手(6名)
栗山巧、金子侑司、木村文紀、鈴木将平、愛斗、秋山翔吾
宮崎・南郷で行われる1軍メンバーが集うA班には、ドラフト1位の松本航をはじめ、同3位の山野辺、同4位の粟津、同6位の森脇、同7位の佐藤と5人のルーキーが抜擢。巨人から炭谷の人的補償で加入した内海もA班スタートとなった。
一方で1軍キャンプから漏れ、高知・春野でのB班キャンプスタートとなった主な選手は以下の通りだ。なお、ファビオ・カスティーヨ投手(右肘)、岡田雅利捕手(右肘)、エルネスト・メヒア内野手(左手首)はオフに受けた手術の影響でB班のスタートとなっている。
・高橋光成(投手)
甲子園で優勝投手となり、2014年のドラフト1位で入団。2年目の2016年に22試合に登板したが、2017年は右肩の違和感でわずか7試合の登板に終わった。昨季も右肩の故障で3試合の登板で2勝1敗、防御率4.50。背番号を「13」に変更し、心機一転、B班から1軍ローテ入りを目指す。
・大石達也(投手)
2010年のドラフト1位右腕。2013年に37試合、2016年に36試合に投げているものの、右肩の故障などもあって期待に応えられずにいる。昨季もわずか10試合の登板に終わっており、今季は正念場の年となりそうだ。
・十亀剣(投手)
埼玉西武で貴重なローテ右腕だが、今季はB班でキャンプインを迎えることになった。2015年に2桁11勝をマークしたものの、2桁勝利はこの1度だけ。昨季は22試合に先発したが、5勝8敗、防御率4.42に終わっていた。
・伊藤翔(投手)
2017年のドラフト3位で入団。ルーキーイヤーから16試合に登板し、プロ初勝利を含む3勝を挙げた。今季は先発候補としても名前が挙がっていたが、B班でのスタートとなった。
・小川龍也(投手)
昨季途中に金銭トレードで中日から移籍してきた変則左腕。左の中継ぎとしてシーズン終盤に活躍し、15試合に登板して1勝0敗0セーブ4ホールド、防御率1.59の好成績をマークした。今季も“左キラー”として期待されるが、春野からのスタートに。
・熊代聖人(外野手)
2010年のドラフト6位で入団したチームを盛り上げるムードメーカー。2012年、2013年には100試合超に出場したが、その後は出場機会が減少。昨季は25試合の出場にとどまったが、試合前の円陣での“訓示”が注目を集めた。30歳を迎える今季、B班からアピールして出場機会を増やしたい。
(Full-Count編集部)
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