年末年始は独立リーグ時代を過ごした徳島でトレーニング
埼玉西武の伊藤翔投手が19日、埼玉西武第二球場で自主トレを行った。1999年2月生まれの伊藤は、先日地元での成人式に出席。「新成人になったので、野球以外のことでも責任を持ちながらやっていきたい。野球では、去年以上の成績を残せるように」とさらなる飛躍を誓った。
ルーキーイヤーの昨年は主に中継ぎとして16試合に登板し3勝をあげるなど存在感を示したが、先発への強いこだわりを常に持ち続けていた。エース・菊池雄星が抜けた今シーズンに向けて「(ローテ入りの)チャンスですね。逃さないようにしたい」と力を込めて話した。
年末年始は独立リーグ時代を過ごした徳島でトレーニングを行い、ブルペン投球に加えて投球術や身体の動かし方などをブラッシュアップ。同行したトレーナーの下できめ細やかなメニューをこなすうちに「こんなに(身体を)使えていなかったのか」と気付かされたという。
体力強化も重要な課題だ。18年10月にプロ初先発した試合では5回2/3を投げて3失点で勝ち投手となったが、「投げる体力が課題だと感じました。最低でも7回まで投げないと」と反省も忘れない。しっかりと投げ込める身体づくりを意識して練習に取り組んできた。全ては先発ローテーションの枠をつかむためだ。
埼玉西武期待の若獅子は「ローテーションに食らいついて入れるようにしたい。シーズンが終わった時には(ローテーション投手)6人の中に入って終われるように、気合をいれて頑張っていく」と充実した表情で練習に取り組んでいた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
記事提供: