捕手を立たせたまま直球とカーブを23球
北海道日本ハムのドラフト1位ルーキー、吉田輝星投手が18日、千葉・鎌ケ谷で行われた新人合同自主トレで、プロとして初めてブルペン入りした。捕手を立たせたまま、直球とカーブを23球。「バランスを意識した」と話す右腕は、この日の自己評価を「50点くらい」とした。
主な一問一答は以下の通り。
――初ブルペンではどこを意識したか?
「バランスを意識した」
――点数をつけると何点くらい?
「50点くらい」
――カーブを投げていた。
「カーブはだいぶ想像に近いボールを投げられた」
――これからアピールしていく立場。
「変化球のレベルアップと、ウエートトレーニングでストレートを磨いていきたい。ストレートはこれから良くなると思う。ストレートが良くなって、やる余裕があったらチェンジアップも準備したい。落ちる球はストレートを生かすことになる」
――ブルペンでストレートとカーブの2球種を投げた意図は?
「普通は、最初にカーブを何球か投げて、肘の使い方が段々柔らかくなったらストレートを投げているが、(今日は)最初だったので、本当にストレート中心でいった」
――スライダーは投げなかった。
「いきなりそういうことをすれば、ストレートのフォームが悪くなるリスクが高いかなと思った」
――フォームの感触は?
「投げ方は結構いい方だと思う。下半身の粘りをもう少し出せれば、本来の投球ができると思う」
――足を上げて一度(2段モーション風に)止めていた。
「体重移動する時、強い球を投げようとすると、上半身だけ流れ、腕が遅れて出てこなくなるケースがあった。遠投の時から、片足で立って(軸をしっかり)投げるイメージを持っていて、一定のリズムでいけたかなと思う」
(細野能功 / Yoshinori Hosono)
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