巨人菅野、中日松坂は今季「18」に変更、横浜DeNA三浦はコーチで復帰
千葉ロッテは17日、今季から涌井秀章投手が背番号「16」から「18」に変更すると発表した。「18」と言えば、日本では大きな期待が込められたエースナンバーと称される番号だ。それでは今季、各球団の「18」は誰が背負っているのだろうか。昨季の成績を振り返りつつ見ていこう。
【セ・リーグ】
広島 空き番
東京ヤクルト 寺島成輝 1試合0勝1敗、防御率27.00
巨人 菅野智之 28試合 15勝8敗、防御率2.14
横浜DeNA 三浦大輔(1軍投手コーチ)
中日 松坂大輔 11試合6勝4敗、防御率3.74
阪神 馬場皐輔 2試合0勝1敗、防御率5.19
リーグ3連覇を果たした広島は、2008年から15年まで前田健太が背負ってきたが、メジャー移籍した2016年から現在まで空き番となっている。巨人は昨季限りで引退した杉内から、今季は2年連続で沢村賞に輝いたエース菅野が継承。中日の松坂も今季から慣れ親しんだ「18」を背負う。
期待を込めて背番号を受け取ったのは東京ヤクルト寺島、阪神馬場の2投手。共にドラフト1位で入団しており、将来のエース候補として育てたい球団の意向が伺える。横浜DeNAは、今季から“番長”三浦が1軍投手コーチとして復帰し、現役時代と同じ背番号を背負う。
北海道日本ハムはドラフト1位の吉田輝に「18」、東北楽天は田中将大以来、空き番に
【パ・リーグ】
埼玉西武 多和田真三郎 26試合16勝5敗、防御率3.81
福岡ソフトバンク 武田翔太 27試合4勝9敗1S、防御率4.48
北海道日本ハム 吉田輝星(2018年ドラフト1位)
オリックス 岸田護 17試合0勝0敗、防御率2.35
千葉ロッテ 涌井秀章 22試合7勝9敗、防御率3.70
東北楽天 空き番
埼玉西武の多和田は昨季16勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得。2015年ドラフト1位で入団した際に「18」を提示され、今季で4年目を迎える。福岡ソフトバンクの武田は昨季から「18」を背負ったが、4勝9敗と負け越し。今季はエース級の活躍が期待される。
北海道日本ハムはドラフト1位ルーキーの吉田輝にエースナンバーを与えた。昨季途中までは外野手の岡(現千葉ロッテ)が付けていたが、投手では2016年の斎藤佑樹以来となる。オリックスはベテラン岸田が2010年から付けており、今季で「18」は10年目となる。千葉ロッテは涌井が「18」を直訴。東北楽天は田中将大がメジャー移籍した2014年から空き番となっている。
「18」を背負う現役9投手が、今季チームを代表するエースの活躍を見せることに期待したい。
(Full-Count編集部)
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