パ・リーグ9、10月度「日本生命月間MVP賞」受賞選手発表

パ・リーグ インサイト

2017.10.18(水) 00:00

埼玉西武ライオンズ・菊池雄星投手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・菊池雄星投手(C)パーソル パ・リーグTV

10月17日、NPB公式サイトより2017年9、10月度の「日本生命月間MVP賞」受賞選手が発表された。セ・リーグの受賞選手は巨人の菅野投手と、広島の松山選手。パ・リーグの受賞者は、埼玉西武の菊池投手と山川選手である。受賞選手の詳細は以下の通り。

【投手】
埼玉西武・菊池投手(初受賞)
9、10月成績:4試合3勝0敗 31回 37奪三振 防御率0.29

今季左腕としては日本最速となる158キロの速球とスライダーを武器に、リーグ最多タイの16勝を挙げた埼玉西武のエース。リーグ最多の187回2/3を投げ、同じくリーグ最多の4完封。防御率は1.97をマークしたが、規定投球回に到達した埼玉西武の投手が防御率1点台でシーズンを終えるのは、1992年の石井丈裕氏以来25年ぶりの快挙だった。

9、10月度は、4試合に登板して1完封を含む3勝0敗、防御率は驚異の0.29。9月7日の千葉ロッテ戦では4安打10奪三振で完封勝利を挙げ、14日の楽天戦でも8回1失点(自責点0)、4安打11奪三振。21日の千葉ロッテ戦では6回無失点、2位攻防戦となった10月3日の楽天戦では、8回3失点(自責点1)で勝利投手に。月間MVP獲得は、プロ8年目で初である。

【野手】
埼玉西武・山川選手(2カ月連続2度目の受賞)
9、10月成績:25試合92打数30安打19打点10本塁打 打率.326

シーズン序盤はなかなか調子が上がらなかったが、一度登録を抹消され、一軍に再昇格した夏場からついにその才能が開花。4番に座り、今季の成績は78試合242打数72安打23本塁打61打点、打率.298をマークした。長打率は.661を誇り、25歳という若さながら強打の埼玉西武打線をけん引している。

9、10月は、主に4番打者として全25試合に先発出場。本塁打、得点、塁打、長打率で、いずれもリーグトップの成績を残した。計10試合で複数安打、6試合で2打点以上を記録。殊勲安打も計10本(先制打4、同点打5、逆転打1)放った。

8月に続き、2カ月連続2度目の月間MVP獲得。パ・リーグ打者部門における2カ月連続受賞は、1995年7月、8月のD・J選手(オリックス)、1998年6月、7月のイチロー選手(オリックス)、2015年8月、9月の柳田選手(福岡ソフトバンク)に次いで4人目で、埼玉西武の選手では初である。(投手部門では1991年8月、9月に郭投手が2カ月連続受賞)。

6月に十亀投手、7月に秋山選手、8月に山川選手が「日本生命月間MVP賞」を受賞しており、4か月連続で埼玉西武の選手が月間MVP賞を受賞した。

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