現状維持の620万円でサイン「来年が勝負の年」
福岡ソフトバンクの真砂勇介外野手が26日、ヤフオクドームの球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸620万円でサインした(金額は推定)。
6年目のシーズンを終えた真砂は、2軍で打率.275、9本塁打、31打点、9盗塁という成績を残したものの、1軍では7月28日の東北楽天戦で代走出場したのみ。交渉を終えると「球団からは『期待しているのでレギュラーになってほしい』と言っていただきました。来年が勝負だと思うし、来年ダメならクビくらいの気持ちでやりたい」と語った。
このオフには、高橋純平投手、周東佑京内野手とともにプエルトリコのウインターリーグに派遣された。プエルトリコでも打率は2割を切るなど苦戦。「ツーシームやカットが多くて捉えたと思っても内野ゴロになったりしました。本当に打てなくてどうしようと思っていましたが、向こうのコーチとも話をして考えながらやったことで、後半はこれでいけるんじゃないかという感覚はありました」という。
さらに「向こうの人たちのハングリーさは見習わないといけないと思います。1年間モチベーションを保つのが難しいと思っていましたが、ハングリーさを出していきたいです」と精神的な収穫を口にした。
また、長谷川勇也外野手が「意識の高い若手がいない。負けるわけがない」と若手に苦言を呈したという報道をプエルトリコで見たといい、「悔しかったです。眠れなかったですね。僕が先頭を切ってやっていかないと、と思いました」と語った。最後は「6年間悔しい思いしかしていない。それを糧にしていきたい」と来季に向けての意欲を示した。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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