
オリックス・陳睦衡(チェン・ムーヘン)投手(20)が18日、育成枠で入団した張乙安(ジャン・イーアン)内野手(18)、許宸緯(シュウ・チェンウェイ)投手(18)の“兄貴分”に名乗りを上げた。同じ台湾出身の2学年後輩が仲間入りすることを大歓迎。「とてもうれしいです。パートナーが増えた」と喜び、聞かれたことは何でも答える姿勢を示した。
穀保家商高でともにプレーした二刀流の張は「第14回U―18アジア選手権」で台湾代表の主将を務め、打率4割4分4厘、6打点。「高1からすごい打撃で、守備もうまい選手という印象だった。すぐにスタメンで出ていてすごいと思った」と、当時から潜在能力の高さを感じていた。来日後は大阪・舞洲の球団施設を案内し、最速153キロ右腕の許とともに中華料理屋で「同志会」を開催。「2人は食べたいものがなかったので、僕が食べたいものを選んだ(笑)」と明かした。
先輩として2人に伝えたのは、日本の文化を受け入れることの大切さ。自身も24年の来日後は、家庭教師を付けて日本語習得に励んだ経験があり「自分で自分の気持ちを言えるようにすると、メンタルも良くなる」と力説した。さっそく「おはようございます」「お疲れさまです」と、日本式の礼儀正しいあいさつを伝授。「オープンな気持ちで受け入れて、溶け込んだ方がいい」とうなずいた。
在籍2年目の今季は7月に支配下登録を勝ち取り、1軍で2試合に登板。「(来年は)体を強化し、安定してイニングを投げられるようにしたい」と自身も刺激をもらい、飛躍するつもりだ。夢は3人で1軍の戦力となること。高め合い、オリの未来を担う。(南部 俊太)