ロッテの中森俊介は29日の楽天戦で、今季の登板数が40試合に到達した。
5-3の7回に登板すると、先頭の繁永晟を1ストライクから2球目の153キロのストレートで遊ゴロ、続く黒川史陽を2ボール2ストライクから5球目の137キロフォークでショートゴロに打ち取り2アウト。最後は平良竜哉を1ボール2ストライクから4球目の153キロストレートで二ゴロに仕留め、1イニングを危なげなく3人で片付けた。
◆ ストレート、フォーク、スライダー
中森の9月に入ってからの投球を見ると、9日の楽天戦が1回5球を投げストレートが1球もなし、13日のソフトバンク戦は1回17球を投げストレートは5球、9月15日の日本ハム戦は1回22球を投げストレートは9球と、ストレートが少なめだった。
そんな中で22日のオリックス戦は1回27球中18球がストレート。3-4の7回一死一、二塁で太田椋に1ボール2ストライクから投じた4球目のファウル、3-6の7回二死二塁で紅林弘太郎に1ボールから投じた2球目ボールとなったが自己最速タイの155キロを計測した。
オリックス戦でストレートが多かったが「今はテーマも出力ですね」とし、ストレートに関しては「まっすぐのスピードは上がって、逆に最近コントロールが悪くなっている。コマンド力というか、以前に言った順応力、対応力みたいなところがまだまだだと思います」と明かした。
同日のオリックス戦、3-4の7回一死一、二塁で太田に3ボール2ストライクから7球目の138キロインコースシンカー系で空振り三振に仕留めた。「いいところにはいきましたけど、もう少しカウントを常に悪くしていたのであの試合は。そこが課題だと思います」と振り返った。
9月25日の西武戦、4-2の8回二死二塁でネビンに1ストライクから投じた2球目のインコース135キロフォーク空振りが良かった。「あれは良かったんですけど、次の球はベースに投げるつもりがストライクゾーンに入っちゃったので、投げミスをできるだけ少なくしていくというのと、投げどころですね。スピードも大事ですけど、結局コントロールが全てなので、もう少し頭を使いながらやっていきたいと思います」と反省したように、2ストライクから見逃し三振にしたフォークは134キロのストライクゾーンの球だった。
スライダーは、9月13日のソフトバンク戦、4-7の7回一死二塁で山川穂高を3ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた6球目は128キロ縦に落ちるスライダーが良かった。「スライダーもまあ別によくもないという感じです」とポツリ。9月22日のオリックス戦、3-4の7回二死一、二塁で宗佑磨に投じた外角132キロのスライダーを弾き返される2点適時二塁打を浴びたが、「打たれた球は高いスライダーなので、そこは気をつけながらというか投げていきたいと思います」と課題を口にした。
縦に落ちるスライダーと左打者の外角に投げるスライダーを使い分けているように見えるが、中森本人によると「使い分けていないですね。元々縦気味のスラーブなので、斜めに曲がっていく球種ではありますね」と教えてくれた。
今季の中森は奪三振率8.01だが、9月は11.25と上がっている。「最近、ここ1ヶ月くらいでアームアングルを上げてみようと思って、元々フォークボーラーなのでそこで空振りを取れるようにというところで三振を取れるようになってきた。ちょっとフォームを変えたというか、アングルを変えたことで変化球もまっすぐもばらつきがあるので、そこは練習ですね」
前回の取材で話していたストレートと同じように、バラツキの部分はシーズンが終わってからの期間で見つめ直していく予定なのだろうかーー。
「フォームは常に見つめ直して、球数はできるだけ減らしていけるように。オフシーズンはフィジカルトレーニングであったり、技術練習に持っていきたいので、できるだけ肩を休めながら練習はみっちりできるようにと思っています」
今季の戦いを終えた後、どうトレーニングを励んでいくかも頭の片隅に置きながら、日々を過ごしている。登板数、勝ち星、ホールド、など多くの部門でキャリアハイを更新しており、最後まで一軍で戦い抜きオフシーズンを迎えたい。
取材・文=岩下雄太