ロッテの池田来翔が28日の日本ハム戦、代打で安打を放った。
0-8の8回一死一塁の場面に代打で登場すると、島本浩也が2ボール1ストライクから投じた4球目の144キロストレートを弾き返し、右中間を破る二塁打でチャンスを広げ、井上広大の左犠飛に繋げた。
◆ 少ない打席機会で結果
池田は開幕を一軍で迎えるも、4月5日に一軍登録を抹消。ファームで10試合に出場して打率.318、1本塁打、4打点としっかり結果を残して、4月25日に再昇格。
再昇格後は4月28日の試合前練習後の取材で、「1本出てくれば変わると思うんですけど、1本出るまでは、いろんなこと考えているんですよね、自分の中で。バッティングの状態は悪くないです」と話していた中、同日の楽天戦、ファーストの守備から途中出場した池田は3-0の8回無死一塁の第1打席、渡辺翔太が投じた初球を振り抜いた打球はセンター前に抜けていき、嬉しい今季初安打を放つと、ファーストの守備から途中出場した5月1日の西武戦でも、0-10の9回二死一塁の第1打席、糸川亮太が2ボール2ストライクから投じた5球目のスライダーをレフト前に安打。
再昇格後、初スタメンとなった5月6日のオリックス戦では、0-2の3回一死走者なしの第1打席、田嶋大樹が投じた初球のカーブをレフト前に放つと、0-2の5回一死走者なしの第2打席、田嶋が1ボールから投じた2球目のストレートをフェンス直撃の二塁打で今季初のマルチ安打を達成した。
5月16日のオリックス戦で2安打、5月17日のオリックス戦で猛打賞と、5月は22試合に出場して、打率.326、1打点とアピールした。
交流戦が始まってからは代打や代走の出場機会が多く、スタメン出場の機会が減った中で、6月10日の中日戦では1-11の7回一死走者なしの場面に代打で登場すると、櫻井頼之介が1ストライクから投じた2球目のチェンジアップをレフトへ二塁打。
池田の母校でもある習志野高校の吹奏楽部が来場した6月19日の楽天戦、8回の守備から途中出場し、最初の打席となった8-4の8回無死走者なしの打席、泰勝利が1ボール1ストライクから投じた3球目の148キロのストレートをライト前に安打と、少ない打席機会で必死に結果を残した。
その後も、守備固め、代走での出場機会が多く、なかなか打席に立つ機会が巡ってこなかったが、試合前の打撃練習では「自分の今までの引き出しを1個1個やって、どれかハマるというか、自分に良い形に繋がったら良いなと思ってやっています」と、ケンケンしながら打ったり、時には投手の方に近づいて打ったりと、結果を残すための準備を怠ることはなかった。
試合でも「打てないから、試行錯誤ですよ。なんとか、一軍にいるし打席に立ったら自分に繋がるものを残したいので色々やっています」と、9月6日のオリックス戦ではバットを長く持って打ったり、9月8日の楽天戦、白木のトルピードバットで打ったりした。
打席数が少ないことに加え、親子ゲームの出場も少なく、実戦で投手の球を見る機会は少なかった。「プレッシャーというか試合感覚が空くじゃないですか、みんなそうやって打っていってスタメンで出てる。そこは突破しないといけない壁だと思っているんで、その壁を自分で打破したいですね」と前を向く。
「なんとか自分の掴めるものを1打席、1球でも良いので出せればなと思っています」。シーズン最終盤、代打で放った1本をきっかけにしたい。
取材・文=岩下雄太