ロッテ・寺地隆成「1打席、1打席無駄にしないようにやっていきたい」再昇格後は5試合連続安打中

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ロッテ・寺地隆成(撮影=岩下雄太)
ロッテ・寺地隆成(撮影=岩下雄太)

 ロッテの寺地隆成は8月19日に再昇格してから5試合連続で安打を放っている。

 寺地は高卒2年目の昨季、116試合に出場して打率.256、5本塁打、33打点、規定打席にも到達し、球団では21世紀以降の高卒2年目選手で最多となるシーズン106安打を放った。今季はさらなる活躍が期待された中、4月11日の西武戦後に打率.333と順調な滑り出しを見せていたが、徐々に打率が落ちていき、5月は月間打率.095。6月10日に一軍登録を抹消された。

 6月30日に昇格してからは同日の楽天戦で2安打、同試合から3試合連続安打を放つと、7月11日のオリックス戦から4試合連続安打。7月18日のソフトバンク戦、「いい長打だったというか、3ボール1ストライクの有利なカウントでしっかりタイミングを取っていい形で、インコースの低めの球を引っ張るんじゃなくて、自分良い形のインサイドアウトで左中間に飛んだのはすごく良かったんじゃないかなと思います」と、1-0の2回無死走者なしの第1打席、大津亮介が3ボール1ストライクから投じた5球目のストレートを左中間にライナー性の二塁打は素晴らしかった。ただ7月の月間打率は.207で、8月3日に今季2度目の一軍登録を抹消となった。

 「探り探りになっていた部分はありますけど、一番はタイミングだなと。福浦さんにも言われたんですけど、窮屈に打つように。楽して打ってしまうとどうしても足がほどけて、バットが遠回りしてしまう。極力足でタイミングを取ってから、バットを体の近く通して振るイメージでやっていましたね」と、ファームでは課題を持って取り組んだ。

 8月5日の中日二軍戦、9-1の9回一死走者なしの第5打席、梅野雄吾が2ボール1ストライクから投じた4球目の外角150キロストレートを左中間フェンス直撃の二塁打、翌6日の中日二軍戦、0-0の3回無死走者なしの第1打席、中西聖輝が3ボール2ストライクから投じた7球目の147キロストレートを左中間に破る二塁打、同日の中日二軍戦、3-1の9回無死走者なしの第5打席、杉浦稔大が3ボール2ストライクから投じた8球目の外角ストレートを左中間ラグーン席に飛び込む本塁打と、“逆方向”に寺地らしい打球を放った。

 「あの時の感じも出てきてくれればなというのはあるんですけど、ああいった逆方向に強い打球が打てている時はバロメーター的にもいいと思いますし、調子が悪いにしろ、自分の中でいい感じで打てている。あの時の感覚を今も取り戻せるようにやっていければなと思います」

 昇格前の8月16日の楽天二軍戦、0-9の8回二死走者なしの第4打席、西口直人が1ボール1ストライクから投じたインコースの150キロストレートを弾き返したライナー性のセンター前安打も良かった。「外のまっすぐを狙いながら、インコースのまっすぐを上手く反応できた。開きも早くなくしっかりしたタイミングで打てたんじゃないかなと思いますね」と振り返った。

 二軍戦の映像を見ていると、右足をピタッと止めてから右足を下ろすようにして打っていたが、昇格してからはそうではない時もある。「結構、ファームに落ちてからタイミングの取り方を見つめ直して、ちょっと早めに上げて、あげるのが早すぎた時はちょっと待って、そこを長く作るイメージでやっています」と教えてくれた。

 一軍に昇格してからは安打が出ている。「甘い球を仕留めるところもそうですけど、なんとか食らいつくところでやっていますし、あとはメンタル的にも気負いすぎないところをやれているのかなと思います」

 今季、飛躍が期待された中で、不本意な成績になっているが、33試合残されている。「任されたポジション、任された打順。今は特に上位だからとかはなく、例えば5番だったら5番目くらいのイメージで気負いすぎないように。1打席、1打席無駄にしないようにやっていきたいと思います」。

取材・文=岩下雄太

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ロッテ・寺地隆成「1打席、1打席無駄にしないようにやっていきたい」再昇格後は5試合連続安打中