
◆パ・リーグ ソフトバンク7―1オリックス(22日・みずほペイペイドーム)
ソフトバンク・大津亮介投手が、プロ4年目で初の2ケタ到達の10勝目を手にした。8回で108球を投げ、5安打2四球6奪三振で1失点と好投。優勝へのマジックナンバーも24に減らした。
大津と言えば多彩な変化球が取り上げられがちだが、この日は違った。「今日はチェンジアップピッチャーになならずに初心に戻って、真っすぐで押せた」と、150キロに迫る直球やカットボールなど速球系のボールを主体にした。勝ちパターンの7回を担うオスナがファームで再調整、9回の杉山が試合前練習で右足を痛めてベンチを外れた中で、8回を投げきった。試合終了の瞬間は「うれしい気持ちもありましたし、ホッとしましたね」と表情を崩した。
昨季は8月末から4勝を挙げたが、前半戦は2勝のみ。一昨年は6月末までに6勝を挙げ、7月以降は1勝にとどまった。1年間フル回転することを強く心に決め、今シーズンを迎えた。
今季も球宴前までに9勝を挙げながら、直近3試合は白星がなかった。7月25日の西武戦(ベルーナドーム)では今季ワーストの6失点と崩れた。「交流戦明けから本塁打を打たれることが増えて、3、4失点も多くなった。スタートが良くても一番大事なところで任せられる投手にならないと、1年間だけで終わってしまう」と改めて白星をつかむ難しさを知った。
「初めて1年間回ろうとしている立場だけど、これを何年間もしたい。そのためには今の時期が一番大事だと気付けた」と、苦しい時期は無駄ではなかった。今回の登板に向けては「この1週間、過ごし方を全て変えました」とパーマをあて、毛流れも変えた。ささいなことから「流れ」を変えようと努めた。10勝目の1勝を通過点と捉え、先発陣の中心で腕を振り続ける。