ロッテ・鈴木昭汰「僕がタイトルを獲るということはチームが勝っている時」、「結果的にそうなったら嬉しい」最優秀中継ぎ投手とチームのCS進出両方手にするぞ!

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ロッテ・鈴木昭汰(撮影=岩下雄太)
ロッテ・鈴木昭汰(撮影=岩下雄太)

 ロッテの鈴木昭汰が21日の日本ハム戦、サヨナラ勝ちを呼び込む圧巻投球を披露した。

 3-3の10回にマウンドに上がると、先頭の郡司裕也を2ストライクから3球目のインコース147キロのストレートで見逃し三振。続く大塚瑠晏を2ストライクから4球目の外角129キロスライダーで空振り三振に仕留め、最後は水野達稀を2ストライクから3球目の外角150キロ空振り三振で、三者連続三振で日本ハム打線を封じた。

 するとその裏、先頭の藤原恭大の右安、西川史礁の四球で一、二塁のチャンスを作り、山口航輝が右中間を破る適時二塁打でサヨナラ勝ち。鈴木は今季6勝目を手にした。

 先頭の右打者の郡司をインコース、左打者の水野をアウトコースのストレートで三振に仕留めたように、今季は右打者のインコース、左打者のアウトコースのストレートが抜群に良い。ただ鈴木本人は「普通じゃないですかね」と涼しい顔。

 左打者の大塚をスライダーで空振り三振に仕留めるなど、左打者の外角のスライダーも素晴らしく、スライダーの被打率は.135、15奪三振と抑え込んでいる。「スライダーは正直、まだまだです。あんまり良くないと思います」と納得のいく球が投げられていない。それでも、抑えている。今季はストレートが良いから抑えられているのだろうかーー。

 「そうですね、あとツーシームとフォークが投げられているので、それが良い要因かなと思いますね」

◆ 個人タイトルも見える位置

 鈴木はホールドポイントが29で、リーグトップの椋木蓮(オリックス)の30HPに1に迫り、最優秀中継ぎ投手のタイトルが獲得できそうな位置につけている。

 個人タイトルについて訊くと、鈴木は「誰もが獲れるわけでもないですし、かといって自分が投げられる可能性があるかもわからない。そこはチームの勝ちが伴っていないといけないので、僕がタイトルを獲るということはチームが勝っている時。結果的にそうなったら嬉しいですね」と現在の心境を率直に口にした。

 タイトルを手にすれば、箔がつき、一生名前が残る。「個人的にはプロの世界に入ってそれを獲るというのは、目標なので椋木と一騎打ちになると思うのでね。でも、あんまり気にせず目の前のバッターを抑えられればいいかなと思います」

 7月は6登板、8月はここまで7登板。6月11日の中日戦、12日のDeNA戦を最後に連投がなかったが、21日の日本ハム戦では約2ヶ月ぶりの連投となった。「連投も全然いけます。こんな終盤ですし、連投行けませんと言っている場合ではないので、いくらでも投げます」と頼もしい。

 ロッテは残り35試合。3位・日本ハムまで8.5ゲーム差ある。鈴木は「まだまだ諦めていないし、1個でも多く勝って、1個でも多く投げて、その勝利に貢献したいと思います」。鈴木のホールドが増える時、すなわちそれはチームが勝利に近づいている時。鈴木自身の個人タイトル獲得、チームの2年ぶりCS進出に向けて、残り試合も投げまくる覚悟はできている。

取材・文=岩下雄太

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