
◆パ・リーグ ソフトバンク6―1楽天(16日・みずほペイペイ)
ソフトバンクが連敗を3で止め、優勝マジックを28に減らした。松本晴投手が、5回2安打無失点の好投でチームに流れをもたらし、自身6連勝で8勝目(2敗)を手にした。
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松本晴は、冷静な投球で楽天打線を封じた。無失点のまま、5回74球でマウンドを譲った。直球の状態に満足はなかったが、「打者の打ち気や、狙い球を考えながら投げられた」と先発の役割は果たした。自身6連勝で昨季の自己最多6勝をさらに更新し、自身初の2ケタも視界に捉えた。
初回は内野安打、4回は四球で先頭出塁を許したが、踏ん張った。投球で今、大事にしているのは「立ち方」。体の状態や姿勢は、その日によって変化する。「コンディションも、常に偏りがない状態をつくる意識。プレーに一貫性を出すため、いかにいい状態に近づけられるか」と試合中に修整に取り組むことも珍しくない。この日も1球ごとにベストに近付く努力を惜しまず、粘り強い投球につなげた。
感覚の鋭い左腕の朝は、コーヒーから始まる。県外から豆を取り寄せ、自ら挽(ひ)いて飲むのが日課だ。現在はコロンビア産のゲイシャ種とペルー産。浅煎り派で「注ぎ方、温度、豆の状態、ひき目で常に味が変わる」と、その日によって味わいが異なる1杯を飲んだ後、球場へと向かう。こだわる理由の一つが「最高のコーヒーは、その時にしか飲めない」と、突き詰めることの楽しさ。「コーヒー豆も、ポテンシャルを引き出すために自分がどう適応できるか」。野球もコーヒーも「至極」を探求中。歩みを止めず、リーグ3連覇へ突き進むチームに勝利をもたらしていく。(森口 登生)