
◆マイナビオールスターゲーム2026 全パ7―8全セ(29日・富山)
5本塁打が飛び交った一戦は、全セが1点差を守り切って勝利した。9度目の球宴にして、初めてプラスワン投票で選出された全パのソフトバンク・柳田悠岐外野手は「5番・DH」で出場。3回に一時逆転となる3ランを放ち、マイナビドリーム賞と敢闘選手賞を獲得した。
スターは、やっぱりスターだった。2点を追う3回2死一、二塁。広島・遠藤の初球をのけぞるほど振り抜き「レフトに風が吹いていたので、あっち側にかち上げたかった」と狙い通り、左翼スタンドに運んだ。一時逆転の3ラン。「最高の気分」と爽やかな笑顔で振り返った。
球宴9度目(19、24年は出場辞退)にして、初めてプラスワン投票での参加だった。予定していた家族旅行が取りやめになり「できれば賞を取りたい。キャンセル料取り返しにいきます」と宣言していた全パ最年長。有言実行のダブル受賞に加え、富山の野球ファンからの大歓声を「プライスレスですね」とかみ締めた。
1年目のフレッシュ球宴以来となる同球場でのプレー。15年ぶりに富山のグラウンドを駆け「まだ野球できてることに感謝してます」と味わった。
全セで選ばれた同学年の坂本と大野は、打順&継投編成を任されるなど第1戦から大いに盛り上げた。まだまだ、球界にさん然と輝く1988年世代。この男もまた、役者らしいひと振りで見せつけた。