ロッテの育成1位・中山優人(水戸啓明高)は5月5日の楽天二軍戦で二軍公式戦デビューを飾ると、ここまで4試合・4回を投げ、1被安打、0奪三振、1与四球、無失点、防御率0.00と安定した投球を見せる。
中山は昨年夏に行われた茨城県大会予選の水城戦で完全試合を達成するなど、制球力がよく、プロの舞台でもストライク先行が目立つ。特に5月14日のヤクルト二軍戦(1回・5球)、5月27日の中日戦(1回・8球)と、1イニングを10球以内で終えた。
中山は「もともとコントロールを武器にしているところはあるので、ボール先行でいっていない分、球数が少ないと思うのでいいと思います」と自己分析。
1回を投げ8球で終えた5月27日の中日二軍戦では、二軍での登板ではあるが、一軍の本拠地・ZOZOマリンスタジアムデビューを飾った。ZOZOマリンスタジアムでの登板について「ナイターが久々というか、高校の時にあまりやってきていないので、慣れないところはあったんですけど、無失点で抑えられたのは良かったと思います」と振り返った。
高校時代最速146キロだったストレートも、4月12日の取材でプロ入り後のストレートの自己最速は148キロと話していたが、二軍公式戦でも6月6日のヤクルト二軍戦、4-1の9回一死走者なしで澤井廉の初球、148キロのストレートで見逃しを奪うなど、145キロ以上のストレートをバンバン投げ込む。
「プロ入ってから伸びてきたと自分でも思います。環境が変わったので、そこで伸びたところもあると思うんですけど、周りのみんなのレベルが高い。そこで負けないところで伸びたんじゃないかなと思います」と、ストレートのスピードが上がった理由について説明した。
プロ入り後の登板では、プロ初登板となった5月5日の楽天戦が14球中9球、プロ入り2度目の登板となった5月14日のヤクルト二軍戦が5球中3球、5月27日の中日二軍戦が8球中6球、6月6日のヤクルト二軍戦が16球中10球がストレートと、ストレート中心の投球となっているが、変化球もチェンジアップを投げているが変化球はどうなのだろうかーー。
「変化球も悪くはないかなと思います。チェンジアップがいつでもストライク取れるようにというところで練習しています」
6月6日のヤクルト二軍戦では、4-1の9回に登板し、二死走者なしから矢野泰二郎にプロ入り後初めて四球を与えたが、1回を無失点に抑え、プロ初セーブを挙げた。
「点差が少し空いていたというのもあって、気持ち的には楽というところはあったんですけど、四球出してしまったところで点は入れられたくないなと感じました」
二軍戦では少ない球数で1イニングを危なげなく抑え続けている。「ピッチングは今までとそこまで変えずにしっかり練習していって、暑くなってくるので体重を落とさないように。キープしつつ、ちょっとずつ増やしてというところでやっていきたいと思います」。これから本格的に暑くなる夏もピッチングと共に、1年間戦い抜けるように体を作っていく。
取材・文=岩下雄太