「いい打席もありますし、悪い癖が出たり、悪い打席も多い。両方とも極端に出ているのかなと思います」。
ロッテの小川龍成は、開幕スタメン、レギュラーを目指し、今を必死に生きている。
小川は“低くて強いライナー性の打球”を意識している中で、都城春季キャンプでは、「強さは出てきたかなと思うので、あとは確率を上げて、少しフォームの部分も変えている部分があるので、しっかり馴染ませてもっと質の良いバッティングができればと思います」と、パイの実ドームで強化ティー、全体練習後にマシンを相手に黙々とバットを振った。
対外試合に向けて、「守備、走塁では他の選手よりもアピールしないといけないと思いますし、打つ方もしっかり他の選手より打てれば試合に出られると思うので、結果にこだわってやっていきたいと思います」と、二遊間の競争を勝ち抜くために、“結果”にこだわる姿勢を示した。
3月1日の韓国ロッテとの練習試合、2-4の7回無死走者なしの第3打席、右のパク・ジョンミンが1ストライクから投じた2球目の130キロ変化球をレフト前の安打を放てば、3-4の9回二死一、二塁の第4打席、右のユン・ソンビンが1ボール1ストライクから投じた3球目の151キロストレートをショートの頭を越すレフト前安打は非常に良かった。
小川は「しっかりいい軌道で打てた結果が詰まって落とせると思っているので、そこは良かったかなと思います」と振り返った。
バットは都城春季キャンプ中、昨季途中から使っていたトルピードバットではなく、黒のバットを使っていた。練習試合、オープン戦では「よければそのまま行きます。去年もシーズン途中にトルピードバットに変えましたけど、トルピードバットの感覚はすぐに対応できる。今は使っていないですけど、今のバットで結果を残せなければ、トルピードバットを使う可能性もあると思うので、そこは結果と状態を見ながらやっていこうかなと思います」と話していたが、ここまで対外試合は黒のバットで打っている。
小川はバットについて「感覚的にも練習の時からいい感じで、試合でもしっかりある程度、コンタクトできるところもある。今のところは合っているのかなと思います」と話す。
では、シーズン中もトルピードバットは使わず、黒のバットで出場していく考えなのだろうかーー。
「そうですね、あとは状態をしっかり見ながら。1年間全く同じでいけるとは思っていないので、シーズンの中で体と相談しながら、時にはトルピードを使う時もあると思うんですけど、そこは状態を見ながらやっていきたいと思います」。
守備はショート、セカンドを高いレベルでこなす。「二遊間でしっかり守るのは去年から変わらないと思うので、そこはミスなく。今はミスなくできていると思うので、その上でもう1個レベルアップして、ちょっとギリギリのプレーだったり、ゲッツーを取ったり意識して練習ではやっている。そこをもう少し試合で出せればなと思います」。
気になったのは都城春季キャンプ中、特守をショートのポジションで受けていたとはいえ、シートノックではセカンドに入ることが多かった。チームから言われてセカンドに入っていたのか、それとも自身の判断でセカンドに入っていたのだろうかーー。
「セカンドに入ってくれというか、ショートも人数いましたし、練習はどっちもやっているので、そこの人数の兼ね合いを見ながら。シートノックは出ていない時は、数少ない方。ショートで出ている時はショートで受けてというようにしています」。
開幕まで1ヶ月を切った。「しっかりオープン戦で結果を出してアピールしないと、開幕戦から出られないと思うので、3月で結果を残して開幕スタートできれば。しっかり開幕スタメンを勝ち取って、そこからスタートできるように頑張りたいと思います」。今季こそレギュラーをこの手で掴み取るつもりだ。
取材・文=岩下雄太