
米大リーグのドジャースなどでプレーした楽天の前田健太投手が16日、仙台市内の楽天モバイルで入団会見を行った。日本球界への復帰は11年ぶり。背番号は18に決まった。
黒いスーツ姿で登場した前田。まずは「皆さん本日は入団会見にお越しいただきありがとうございます。来シーズンより、東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーさせていただきます。前田健太です」などとあいさつ。
楽天で背番号「18」をつけるのは、渡辺恒樹、田中将大(現巨人)に続き3人目だが、なんといっても2013年に24勝0敗でシーズン無敗。球団初の日本一に貢献した「マー君」の印象が強い。
ただ、前田自身も18番は広島時代を含めて着用した思い入れのある番号だ。「プロ野球人生でも18番はとても重要な番号。迷いましたけど、(田中将大は)目指していた選手。背中を追いかけていた選手。このチームで18番をつけられるのは、うれしいこと。もしかしたら、ファンの中には否定的な思いを持っている方もいるかもしれませんけど、チームへの勝利に向けて全力で戦う姿勢を見てもらえるように全力で頑張っていきたいと思って、18番をつけさせていただくことを決めました」などと語った。
背番号が18番に決まったことを告げられたのは12月15日のこと。急きょ、巨人・田中将と連絡を取った。「昨日、18番と告げられたので、つけてもいいかなと相談させてもらった」。本人からは了解を得たという。
2006年の高校生ドラフト1巡目で広島に入団した前田は、2010年と2015年にそれぞれ沢村賞と最多勝を2度受賞するなど、NPB通算97勝。15年オフにポスティングシステムでドジャースに移籍し、その後ツインズ、タイガースを経て、今季は8月からヤンキース傘下3Aスクラントンでプレー。日米通算165勝を挙げていた。
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