日韓ドリームプレーヤーズゲーム エスコンに元ファイターズ6選手…稲葉は凡打に終わるも「選手の気持ちがよく分かったよ」

スポーツ報知

2025.12.1(月) 06:11

試合後に記念写真に納まった元日本ハムの選手たち(カメラ・今成 良輔)

◆日韓ドリームプレーヤーズゲーム 日本1-7韓国(30日・エスコン)

 日韓のプロ野球OBが対決する「日韓ドリームプレーヤーズゲーム 2025」が30日、エスコンで行われた。昨年に続く第2回は「日韓国交正常化60周年記念事業」として行われ、かつて両国代表として雌雄を決したメンバーが集結。結果は日本が1―7と大敗したが、日本ハムOBも6選手が参加し、集まった3万18人のファンを喜ばせた。

 5回、「代打・稲葉」がコールされるとスタンドは大歓声に包まれた。ヤクルト時代の応援歌に背中を押されたが、結果は二ゴロ。「詰まったわ(笑)。久しぶりに。でも楽しかったです。去年よりは練習して頑張ってきたつもりだったけど」。日本ハムの2軍監督を務めているだけに「選手の気持ちがよく分かったよ」と笑った。

 誰もが笑顔で真剣にプレーした“日韓戦”。08年北京五輪、09、13年のWBCと韓国代表との激闘を経験した稲葉は「こういう形で会えるのは、いいなというかね。選手のときはライバルである韓国に勝たないと世界一はないと思ってやってきたのが、この年になって会えるといろんな交流ができる」。昨年の第1回でMVPに輝いた糸井も「一度きりなのかなという思いがあったので、第2回が開催されて感激。これに向けて1年間トレーニングしてきた」。中ゴロ併殺打という“珍プレー”もあったが、最後まで試合を楽しんだ。

 スタンドを埋めた両国のファンが、独自の応援を展開。日本側は応援歌を所属球団順に使い、稲葉は「いいっすね。一つの球団だけではなくね、いろんな球団の応援歌が流れたり、懐かしいし、楽しかったです」。交流や親善だけにはとどまらない、選手にとってもファンにとっても、幸せな時間が流れていた。(山口 泰史)

  〇…稲葉2軍監督が中田翔氏にラブコールを送った。現役時代、共に戦った後輩と久しぶりに対面し「引退試合でど真ん中空振ってた(笑)。『あれ、マジで空振りました』みたいなこと言っててね」と再会を喜んだ。今後については言及しなかったと言うが「鎌ケ谷(の2軍施設)に来てもらえたらうれしいなと思いますし、そういう連絡はしようかなと思ってね」。臨時コーチなどの形は難しいとした上で「僕が声かけないとたぶん来ないんで。声かけたいなと思います」と明かしていた。

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