
ソフトバンク・有原航平投手(33)が30日が提出期限の保留選手名簿から外れることが29日、分かった。米球界から23年にNPBに復帰した右腕は今季で3年契約を満了。満了時にフリーエージェント(FA)となる条項を盛り込んでいた。有原自身は大リーグ再挑戦の意思を持っており、12月2日に自由契約選手として公示される。
有原は20年オフにポスティングシステムを利用し、日本ハムからレンジャーズに移籍。21年に右肩の手術もあり、メジャーの2年間で3勝に終わった。23年にソフトバンクへ加入し、3年連続2ケタ勝利を記録。今季も14勝を挙げ、2年連続の最多勝に輝いた。健在を証明すると同時に、再び夢を追う気持ちが膨らんだもようだが、海外FA権は未取得。球団は複数年契約をベースに残留交渉を続けているが、有原本人の意思も尊重することになった。
自由契約選手として公示後、有原は国内外の他球団と交渉が可能になる。メジャー再挑戦の道を模索する一方で、NPBの他球団も関心を寄せることは確実。巨人などが動向を注視している。先発として常に計算が立つ「ミスター安定感」。争奪戦に発展することは間違いなさそうだ。
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