
日本ハムは17日、巨人、日本ハムなどでプレーした村田透投手の現役引退を発表し、球団と契約し、スカウトに転身することを発表した。チーム統轄本部スカウト部に配属される。「これから新たな仕事が始まるので、非常に楽しみな気持ちです。これまでとは違った形で野球に携わることになるので、楽しみとともに少し不安もあります。プロに入って3年でクビになった自分が40歳まで野球ができて本当に幸せです。出会いに恵まれましたし、周囲の人に助けられたからこそ、ここまでできたと思います。応援してくれた家族や友人をはじめ、ファンの皆さん、そして携わってくれた全ての方々に感謝しています。今後は、これまでに得た知識や経験を野球界に還元していきたいと思います」と、コメントした。ウィンターリーグを含め計8か国でプレーした右腕は、英語も堪能で、第二の人生でも球界への貢献が期待される。
村田は07年大学・社会人ドラフト1巡目で大体大から巨人に入団。1軍登板がないまま10年オフに戦力外となった。米国に渡り、15年にインディアンス(現ガーディアンズ)でメジャー1試合に先発登板。17年に日本ハムに入団すると、6月11日の古巣・巨人戦(札幌D)で先発し5回1失点でプロ初勝利。米国時代に磨いた動くボールを武器に日本ハム時代は通算5年、75試合に登板し8勝(8敗)を挙げた。
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